轟音からその先へ

轟音は"ごうおん"と発音してください。

揚げたてのコロッケはだいたい美味い

飲食素人の友人が飲食店を開いた。
厳密にかけば、本格的なお店を開くための資金稼ぎのためにキッチンカーと知り合いの店舗の曜日限定間借りという方法を取っている。

共通の知り合いも多くいるため、facebookを通し「○○君のお店に行きましたー」といった応援コメントが続々と流れてくる。反応は上々で「おいしい!」といった声も多く、いい感じに見える。

が、これがこうしたお店を開いた時の最初の罠だと個人的には思っている。余程の店ではないかぎり「この店まずい!もう行かない!」なんて事は早々なく、よくよく考えれば飲食店で出される食べ物は大抵の場合「"普通に"おいしい食べ物」だったりする。まあこの普通にって単語がややこしいんですけど、ここではあえて使います。

一定のレベル以上の食べ物が出される事は前提条件であり、だとするとそこに友人が訪れたらそりゃ誰だって「おいしい!いいね!」となるに決まっており(特にSNS上での発信なら)、となるとやってる人からすればなんとなくの手応えを感じてしまう。しかし、それはただのご祝儀であり、飲食店を開く上で最低限のレベルの話だ。そこからどう創意工夫をして方向性を打ち出し、差別化していくかが鍵となる。

これは何も飲食店に限らず、他のサービスでもなんでもそうだ。新しく事業を初めて、「こういうのをやるんです、やっているんです」といえば大体の場合「それいいね!」となる。自分がやっている事業でもそうだ。

そして、当然のごとく少し時間が経てばそのご祝儀相場も終わる。そうしたタイミングに、彼に話を聞いたらやはりそうした状況でこれから勝負になってくる。結果にこだわっていかないと、一瞬で資金繰りで死にそうになり、そして死ぬ。

彼の場合は、今後のプランはあるようだが少々無茶な方法を取るようなので、体だけは壊さないようにとそれだけは強く伝えた。

と、ここまで書いておきながら当の自分はまだお店で食べていない…今度食べに行き、正直な感想を話そうと思う。