轟音事変

轟音は"ごうおん"と発音してください。

ワークライフバランスと世界のスピード感

ちょうど、1年ほど前から日々のスケジュールの見直しを行い、いわゆるワークライフバランスの改善を行った。特に寝る時間が自分にはキーになる習慣だったようで、就寝時間を軸に1日のスケジュールを検討することで、それまでどうもしっくり来ていなかった働き方がずいぶんよくなった。

現在は大まかに起床→仕事→ジム→仕事→勉強→就寝のサイクルで回す。就寝時間を固定しているため、必然的に他のスケジュールも固定化される。その固定化されたスケジュールで何をどうするかを工夫しながら日々を過ごしているといった感じだ。

理想のワークライフバランスは人によって全く異なると思うが、自分の場合は「1日単位でリセットができる状態」を保てることが重要だと考えている。普通に働いている人は平日に疲労を20溜めて、土日でその20を解消する、といった考え方の人もいるかと思う。自分の場合は、日々起床したら0になる状態を目指している。

この理想のワークライフバランスを叶えるためにはさまざまなハードルがある。規制が多い組織に属していれば、勝手なことは許されないだろうし、自由なスケジュールを組むことも難しいだろう。そして、さらに厳しいハードルなのではないかと思うのが、理想のワークライフバランスよりも世界のスピード感が早い場合ではないかと最近考えている。

この「世界のスピード感」という非常に抽象的なキーワードはあらゆる面で適応され、例えば仕事なら出社と退社、締切といったわかりやすいもの。プライベートだって、例えば「ゴミ出しの時間」なんていうのも世界のスピード感の一つだと思う。革新的なサービスが生まれたら、それを触る必要も出てくるだろうし、自分と直接関係のないところで生まれているスピード感は常にどこにでも存在する。

自分の理想のワークライフバランスが世界のスピード感に優っているのであれば、特に問題はないのだがその逆の場合は非常に厳しい。負担がたまる負のサイクルが延々と回り続けるだけの状態になるため、必然的にメンタルは自転車操業になる。こうした状態に陥っている人がもしかしたら、かなり多いのではないか?ということを考えている。

そもそもが自分の理想のワークライフバランスが何か?を知っている人もあまりいないだろうし、ただただ日々をせっせと送ることに一生懸命な人も多いのではないかと思う。そして問題に気づきつつも負債の返済のため、さらにメンタルを摩耗することになる。

その状態になった場合は余白を生むために「何を削るか」が重要になるはず。世界のスピード感に対抗し、自分のバランスを保つには「何を削るか、何を減らすか」を意識して生きていくことがますます大事になっていくのだと考えている。

THE COACH Academyの基礎講座を終えて

前にも書いたが9月はTHE COACH Academyの基礎講座を受講していた。

thecoach.jp

経緯としては以前からコミュニケーションの幅を拡充したいとの思いがあり、その手段としてコーチングが有効ではないかと考えての受講だった。

コーチングといっても流派により手法は驚くほど違い(時には真逆だったり)、受講前に色々と調べて体験会にも参加した上で、THE COACHを選択したい。感覚的に自分が合うのはここではないかという想いと、代表のこばかな氏のTwitterは以前から追っており、かなり興味が惹かれる存在だったことも大きく、選択した。

講義は毎週水曜19時から3時間、合計で5回15時間構成。すべてzoomで開催され、20人ほどの同期とともに学びを深めていった。座学で延々と理論を叩きこまれるというよりかは絞りに絞った要点をスライドで説明した上で実践→フィードバックを繰り返す形式で、これは非常にやりがいもあるし体験としてもよかったと思う。この辺は代表がデザイナーだったことが影響してるのではないかなーと思う。

コーチングは違う言語を話すようにリアルタイムな技能性を必要とするため、本質的な体得は知識だけでなく、自然な姿勢まで落とし込む必要があり、そのためには実践をとにかく重ねることが最重要視される。そこは講義が始まる前から、考えており、実践重視の内容は理にかなっていたと思う。

内容に関しては約束事として書けないのだが、求めていたものを学べることはできたので満足度は高い。もともと、事柄にフォーカスして考えることが多い理屈人間としては「答えは自分の中にある」という心フォーカス型コミュニケーションのコーチング手法は非常に学びがあったといえる。今ではコーチング的コミュニケーションはごくごく普通に使うようになっており、得られた実感もある。

以前の自分はコーチングは聞いたことはあっても縁遠い感覚はあったし、そもそも自分の性質には合わないものだとも思っていた。それが年月を重ねて、これまでとは違ったものを取り入れようとする内的な変化は、自分が超人だと思い込む「超人思考」の脱却とも繋がるよなあと思う。これを機会にますますちょっと違うのでは?と思っていたことにも取り組めればいいなと思う。

コーチングを会得するには実践が不可欠なので、当面はせっせと学んだことを活かして実践を重ねていき、自然な姿勢に落とし込めるようにしてきたいと思う。

人生で最高の瞬間はいつか?

なんなの、そのタイトルという感じではあるが、先日とある場でそのような問いを受けたのだった。最高の瞬間はいつか。いつだろうか、頭の中の過去の映像をぐるーっと巡回して思い浮かぶものはなく、ふと「日常」が思いついた。だから、「日常ですかね~」なんて答えた。

さらに深く考えてみると、過去に大してあまり執着がなく、重要なのは今この時であり、この瞬間がいかに心地よく過ごせているか。幸福を感じることができているか、という点に興味が強くある。ということなのだと思う。逆に考えれば現状に対して満足度が高いから、そうした回答になるのかなとも思う。

具体的な日常とは、自分に取って必要だと思う仕事をこなし、適度な運動をして、サウナに入り、読書と勉強をして、身体によく美味しいものを食べて、しっかり熟睡できる。そんなところだと思うし、結局のところ、大事なこともすべて積み重ねるしかないので、日々をいかに健康で充実させるかが、ポイントなのかなと。

逆にいえば、日々を脅かすような要素は極力関わらない方がいいし、不必要なら削減した方がいいともいえる。しかし、困ったことにメンタルが保てていればそうした場面に遭遇することは少ないが、弱っていたり、痛んでいたりすると途端に呼び込んでしまったりする。疲れているこそ、ドカ食いしちゃうようなケース。そうした、負債を呼び込まないようにするためにも、日々健康でいられること、いられるような生活をすること、それが大事なんだよなー、と改めて考えたのだった。

コロナ禍における地域性の強まりについて

前回の記事に書いた通り、9月からTHE COACH Academyにてコーチングを学んでいる。コーチングについても色々と書いていきたいのだが、それ以外に気づいたことがある。自分のなまりである。

東北出身ではあるが、特有の方言がほとんど出ないと自分では思っていた。「東北出身なのに方言でないんだねー」と言われることはあっても、指摘されたケースもおそらくない。人によっては方言の出し入れをする人もいるが、自分は地元でも東京でもどこでも同じ話し方をするため、そうした違いもない。

にも関わらず、コーチングの練習にてオンラインで話をした際に、自分のイントネーションの違いに気づいた。あれ?いま、自分なまりが入っていたのでは?と自分で発言しながら自分で気づいていた。おそらく相手にはそこまで違和感がなかったとは思うが、自分の中ではかなり違いが出たように感じた。

この変化の理由を考えた際に立てた仮説が「コロナ禍における地域性の強まり」だ。移動量が減り、地域に留まる時間が長く、そのため地域の色に染まる傾向にあるのではないか。普段ならもっと移動もしているし、多様な人たちとの交流もある。刺激としてのインプットの量がある。それがコロナ禍により、外部からのインプットの総量が減ったことにより、ローカルな特色が強まったのかもしれない。いかんせんN=1の事例、しかも体感がベースだ。確固たるものはないが、この傾向はあらゆるところで現れているのかもなとも思う。

コーチング相手は東京の方できれいな発音をされる方だったからなおさら気になったのかもしれないが、一度気になると、これがまた不思議なことで正解がなにか不明瞭になる。思いもよらぬ障害が現れたな…という気もするが、引き続き観察していきたい。

THE COACH Academyでコーチングを学んでみることにした

コーチングは周囲で実践している人がいた影響もあり、興味はあった。ただ、興味はあったが感覚的に自分には合わないのではないかといった感覚もあり触れた経験はなかった。

一方で普段の業務であらゆる問題の本質は携わる人間、特に上流に位置する立場の考え方に起因することが多く、成果を求める場合にはそこへの触れ方に課題を感じていた。例えば新商品の広告を担当する際に、商品そのものの目的・目標・戦略が甘ければ広告を出したところで得られる成果はない。なぜなら成果を定義出来ていないからであり、その点を変えるにはプロジェクトのトップマネジメントの認識そのものを変える必要がある。そのような事例はこれまでも遭遇し、そしてこれからも遭遇する。

かといって、このような事例に明確な処方箋はない場合が多い。特にトップマネジメントが社長のような場合は特に難しい。ポイントは問題点を「自ら」気づき改善することであり、そうしたきっかけを周囲が作ることはできても変えることはできない。「自ら」変える必要があるからだ。

こうした問題点に対して、コーチングは問いを立てることで「自ら」気づいていく道筋が立てられる可能性があるのではないかということに気づき、学ぶ意欲が湧いた。

前々からTwitterでフォローしていた

こばかなさん

https://twitter.com/kobaka7

が、THE COACH Academyというサービスを展開している様子を見ていたこともあり、まずはこちらの体験会に参加した。

thecoach.jp

普段は理屈、ロジカルで思考するが、コーチングではまったく別の思考回路からアクセスする。それは、予想通り、自分には苦手な分野である。と同時に習得することにより視点が増える可能性があるともいえる。

他のコーチングサービスも検討したが、総合的にTHE COACH Academyが合っているようだと考え、こちらで学ぶことにした。

本格的に学ぶ前であり、認識は誤っているかもしれないが、コーチングは姿勢だと認識している。無意識でその姿勢を保つには、相応の学習と実践が必要になるはず。今回の基礎コースでは到底及ばないものの、考え方の理解はしたいところ。苦手なことに思い切ってチャレンジすること自体が個人的にはチャレンジなので、思い切ってやっていきたい。

終わった後に得られるものはあるのか。
まずは1サイクル回していきたい。

 

フィジーク初出場を通して学んだこと

フィジークに関する情報はネットや書籍など様々出ているが、トップ選手の解説や成功事例が多い。だからこそ、大会に初出場したばかりの初心者フィジーカー目線でのリアルな情報は貴重ではないかと考え、ここにまとめて共有しておきたい。

大会に出場した目的

これまでも書いてきたが、私が筋トレを続けている理由は「日々の幸福度を上げるため」にある。適度な運動は自分にとって必要不可欠な行為であり、身体が鍛えられていい肉体になることはあくまで結果になる。マッチョになるためにトレーニングを重ねているわけではなく、結果的にマッチョに近づいている感覚だ。
その上で、筋トレを続けるためにはモチベーションの維持が重要。モチベーションを保つためには目標を持った方がよい。目標に向かってトレーニングをした方が同じ1時間でも意識が変わるはず。そのような仮説を立て、そこでフィジーク大会出場を目標に据えることを思いついたのである。大会出場はわかりやすい目標設定になる。
つまり、大会に出場し、勝利を命題にするわけではなく、出場することがそもそもの目的になる。出場することで日々のトレーニングが充実し、幸福度の向上を狙うことが本質的に重要だと考えている。

大会に向けての戦略決め

とはいえだ。大会に出るからにはそれ相応の身体を目指す必要性は出てくる。どうせ出場するならばやれることはやっておきたいし、その意識の向上こそが狙いになる。では、相応の身体とはどのような身体なのか?をまずは考える必要がある。出場を希望する団体にもよるが、自分が出場したJBBFの場合は審査基準が明文化されている。以下に引用したい。

肉体的な観点

審査員は、選手のトータルパッケージをみることから開始して、最初に頭から始めて下へと進んでいき、全体像を把握した上で肌の色艶およびヘアースタイル、顔だちや表情にも考慮する。全体のコンディションと個々の筋肉が丸く形の良いバランスのとれたつき方をしているかを重視する。
仕上がりは厳しくあるべきだが、過度に発達した筋肉や絞り過ぎは、メンズフィジークの選手には好ましくなく、減点の対象となる。マッスルをフレックスし過ぎたり、過度に体を誇張することも減点の対象となる。

ステージマナーと人格

審査員は、選手のステージ態度に落ち着きと品の良さがあるかにも注目し、その人柄が観客に伝わり、ステージ上で自信を持ってパフォーマンスをしているかをみなければならない。ウォーキングやターンの動作また、ポーズを決めたときにスポーツマンらしい清々しさが表現できているかも重要な要素となる。選手は、常にスポーツマンシップとアマチュア精神にのっとったステージマナーに徹しなければならない。


2016オールジャパンメンズフィジーク・ルール

https://www.jbbf.jp/download/rule/201603c_Mens_Physique_Rule.pdf

 もう少し具体的に解説をすると、フィジークは履いているウェアからわかる通り、サーファー的な肉体を意識している。つまり海で映えるスタイルが目指す姿になる。筋肉量も重要な要素になるが、基本的には逆三角形で絞り込んだ肉体が重要視される。特に絞り込んだ体は評価の前提となっているため、外すことができない。

減量段階に入れば筋量を増やすことは難しく、いかに筋量を残しながら期限内に絞り込めるかが鍵になってくる。そのために必要なことは自分の仕上がり体重を見極め、そこから逆算して減量計画を立てることにある。先に書いておくが、初心者が陥りやすい罠はここにあるといえる。なぜなら自分の仕上がり体重が正確にはわからないからだ。

自分の場合はインボディで現在の体脂肪を算出。一般的な出場目安といわれる体脂肪率5%未満を目標にし、そこから必要な減量幅を決めた。減量計画を定めたら、後はこなすのみである。

大会までの道のり

減量初期~中盤(1月~5月)

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※2021年2月2日時点の数値。

減量は1月1日から始めた。体重は87.3キロ。残念ながらこの段階でのインボディは取り忘れており、体脂肪率は推測だが20%程だと考えられる。これまでもダイエット目的の減量はたびたび行っており、慣れはあった。そのため今回も初期から中盤は順調に進んでいった。減量のため空腹感はあるものの、停滞などもなく問題も感じていない。

減量終盤(6月~7月)

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※2021年6月1日時点の数値。

6月の段階で体脂肪率が8.8%まで落ちる。この時期からさらに絞り込むため減量計画の厳格化を実施。ほぼ決まったメニューのみを食べ、量もきっちり測る。日々の記録を見ると、その6月から空腹感が強い日が増え、しんどさも増していることがわかる。使用重量も落ち気味になる。6月28日から有酸素を取り入れ、さらに負荷を強めていく。7月に入ると、空腹感に加えて、疲労感が抜けない日が続く。気温が高い日には脱水気味になったため、塩分の量も意識し始める。

減量末期(8月)

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※2021年8月11日時点の数値。

腰周りの脂肪の落ち具合が遅いと感じたため、7月中盤からさらに負荷を厳しくし、8月に入ってからはやれることはすべて実践した。休みなしのワークアウト、超時間の有酸素運動、そして切り詰めた食事管理などである。8月以降はトレーニングも本当にしんどく、日常生活もまともに機能せず、特に夜は家に帰って何もできずにフラフラと寝る日々が続いた。身体は5割程度しか機能せず、飢餓感が強い。しかも、これだけのことをしているにもかかわらず体重の落ちは明らかに停滞し、落ちない。落ちないから負荷を強める、それでも落ちないを繰り返した。そして、何よりしんどかったのは、それでも間に合わないことがわかったことと、間に合わないのに出てもよいのかどうか…という不安感を抱えていたことだ。ふと冷静になる瞬間があり、本来は勝つことが目的ではないのだから、ベストを尽くすことだけを考えることが重要だと捉えなおし、日々を乗り切る。

大会当日の記録

mikamikami.hatenablog.com

↑当日の様子は別記事にまとめたのでこちらを参照のこと。やり切った実感はあったため、達成感はあった。マネジメントサイクルを回すという意味でも実行することは非常に意味がある。今後を考える上でも有用だったと思う。というわけで、今後に向けての学習を次に記す。

大会出場を経た上での今後の改善点

仕上がり体重の見直し

今回のプロジェクトにおいて最大の修正点は仕上がり体重の見積りの甘さだといえる。そもそもインボディを参照すること自体が誤りかもしれないが、初回に関しては目安が欲しい。その場合は機械で算出された脂肪量を0にすることを目標にスケジュールを組むと、ちょうどよいのではないかと思う。体脂肪3%とかではなく、(実際は不可能だが)体脂肪0%を目指すスケジュールくらいがちょうどいいはず。一度ある程度絞り込めば次回の推測は容易になる。

減量計画の見直し

減量終盤から落ち具合が変わってくる点が重要。感覚的には1kgの脂肪に対し序盤と比較して3倍の労力がかかる。つまり、同じ労力で序盤は月3キロ落ちるところが、同じことをしても月1キロになる。この点を考慮すると、減量ペースを等分ペースにするのではなく、序盤を早めて、終盤を緩くするスピードが望ましい。例えば5カ月で10キロ落とす場合、月に2キロではなく、3キロ→2.5キロ→2キロ→1.5キロ→1キロといったペース。最後の月で3キロ落とす場合はかなり厳しい。最後を楽に仕上げるためにも最初のペースがむしろ重要。

増量計画の見直し

減量幅が大きくなればなるほど減量の負担が大きくなる。そもそも普段から余計な脂肪をつけなければスムーズに減量ができるため、増量期だとしても脂肪をつけないペースが望ましい。大会前の減量幅は最大でも10キロ未満に抑えたい。

レーニング内容の見直し

減量期間は決まったメニューをこなすことで精一杯だったため、今後は色々と種目や方法を試していきたい。狙いは短期間+ハイボリューム。また、腹筋があまりにも弱いため、腹筋種目を都度こなす。他にも絞ったことで(より)弱い部分が明確になったため、全身をくまなく鍛えながら弱い部分を強化する意識を持って取り組む。

食事の見直し

糖質源、タンパク源など自分に合う食材を探す。そしてリフィードなども取り入れながら、体に負担がかからない食事方法を模索していきたい。また0キロカロリー系の食品もこれまで触ってこなかったがそうした食品も取り入れ、ストレスなく過ごせる方法を見つけたい。特に減量終盤は非常に無理をしており、心身ともに摩耗。幸福度の向上とは真逆の本末転倒な事態に陥っていたため、次回は必ず避ける。そのための引き出しを通常時に試行しながら多く確保しておきたい。

ポージングの見直し

今回の大会に関してはポージングをしっかり練習する余裕がなかった。それなりに見える程度に練習はしたおかげで、それっぽくは見えたが全然甘い。特にサイドポーズ。技術的にサイドポーズの難易度が高いと感じたため、サイドを中心に練度を上げる必要がある。そしてポージング練習は減量末期に近づけば近づくほど余裕がなくなり確保する時間が取れない可能性があるため、早めに取り組むとベター。

大会に出るにあたり役立ったもの

肉体改造のピラミッド(栄養編)

 摂取する栄養に関してはこちらの書籍が非常に役立った。減量、増量、そしてコンテストに向けたピーキングまで掲載されている。世の中にボディメイクの情報は溢れているが、エビデンスに基づいたこちらの一冊は教科書として使える。まずはこちらの本に従い、試してから自分なりの方法を模索していくことが近道だといえる。特にコンテストのピーキングに関してもこちらの本に習い実践したが、ベターだった実感がある(ベストかどうかは経験を積まないと判断ができない)。コンテスト後の過ごし方なども詳細に描かれているためイメージが作りやすい。イメージができると人は行動につなげることができる。コンテストが終わった今も重要度が高い一冊。パーソナルなどに頼らず、独学で進める人は現状でマストな資料だと言える。

ポージング関係

ポージングに関してはさまざまな選手がポイントを解説しているが、いろいろみた中でわかりやすかったのが@katochan33の動画。katochanさんは普段のトレーニング動画も非常にわかりやすい解説をされており、好感度が高いためそもそもおすすめできる。他には、湯浅さんに習うきんにくんの動画、さらにテキストではカイトさんの文章がまとまりがあると感じた(全文は有料)。重要な点は大体共通している。要素を抑えつつ、実践を通して一連の動作をまずは覚える。そして細かい部分を調整していく流れになると思う。ただポージングに関しては自分で判断が難しい部分もあり、本来はパーソナルを受ける方法がベストではある。

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kaitosawahara.com

サーフパンツ選び

初心者からするとサーフパンツはどんなもので、どこで買えばいいのかもわからない。そんな困ったときに助かったのがカイトさんのページ。結論はサーフパンツの規定は自由、サイズ感がもっとも重要。ただしパンツのブランドに関してはトレンドがあるようで、カイトさんのページではハーレー推奨だが、最近はDarc Sport、Chula wear、Alphaleteあたりが人気らしい。

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会場に持参した方がいいと思ったもの

・ヨガマット
大会当日の過ごし方を解説しているページも複数確認したが、ヨガマットはいる派といらない派がいるようだった。おそらく会場(控え室)によるのだと思うが、床に座るパターンの場合はあった方がいいと思った。かさ張るなら大きめのバスタオルでもいい。自分はモンベルのアウトトドア座布団も持参したがこれも地味に役立った。

その他

日焼けに関して

ジムにタンニングマシンがあったため、それを活用。マシンのみの日焼けで出場したが平均的な色合いで問題はなかったと思う。ただ、マシンの場合は結果的に時間と費用がかかる傾向にあると思う。そのためコスパを考えれば下地をマシンで作った上でサロン利用がベストな組み合わせだとは思う。サロンはサロンで制約もあるため、タンニングローションもあり。

当日のパンプアップ

プッシュアップバーとチューブを持参。他の選手もこの2つを持参する人が多かったように見えた。チューブに関しては事前にジムで試せたこともあり、以下のものを購入した。問題なく使えたため、おすすめできる。ただし、他の選手も似たようなものを持参する人が多かったため、自分のものとわかるタグなどを付けるとよりよい。

最後に

これからの出場を考えている方に言えることは、可能であればパーソナルをつける方法が確実だといえる。特にコンテスト経験が豊富なトレーナーならここに書いたことは事前に指導してくれるはず。一方で自分のように独学で何でも自分でやってみないと気が済まない!という方はこのページの情報は役立つ部分があるのではないかと思う。

改めて学習内容をまとめたことで、出場することにより得られた成果は十分にあったと感じる。他の選手とならびステージに立つ経験を積むことで、イメージが具体的に持てるようになった点は特に大きい。目線を保つことができるため、トレーニングのやり込み方や意識はすでに向上されたように感じる。またステージに立つ機会があるならばより改善された状態で出場ができるように、引き続き地道にトレーニングを続けていきたい。

フィジーク初出場の振り返り

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先日、JBBF主催のフィジーク宮城大会に出場をしてきた。
初出場して感じたことを記録的にまとめていきたい。

前日まで

大会当日は土曜、水曜に本格的なトレーニングを終え、木曜日はパンプアップトレーニングとカーボアップ、金曜日はポージング練習とカーボアップに費やす。水曜まではふらふらだったが、カーボを取ってからはいくぶんマシになる。

当日のコンディション

初めてのカーボアップだったが、多少の効果はあったように思う。この日までにやれることはやり切れた実感はある。忘れ物がないように最終確認を行い、会場へ移動。

会場入り

出場した宮城大会は、午前はボディビルの部、午後はフィジークの部に分かれている。集合時間もその辺を考慮して、9時と11時に分かれているのだが、どちらの時間に来ても構わないとのことで9時前に会場入り。
全体に言えることだが、運営はざっくりしており選手控え室は誰でも入れる仕様。とりあえず中に入り、自分の場所を確保する。ギリギリで壁際を取ることに成功。そこが一日を過ごす場所になるため、早めに行き、いい場所を確保することは重要だと感じる。
控え室はただの広いホールで基本は地べたに座る。事前に調べていたため、床にブランケットを広げる。ヨガマット派もいたがそれがベストだとは思う。椅子に座っている人もおり、おいおい椅子派とかいるのかよ!とか思ったのだが、後で聞いたところによると、一番先に会場へ入った選手にのみ、ホールに備えついている椅子の利用が可能だということを伝えられたとのこと。なるほど、ざっくりしている。

控え室にて

まずは場に慣れることが大事。とりあえず周囲を観察する。午前はボディビル選手がほとんどだが、フィジーク選手もそれなりにいる。みんなデカい、黒い、強そう。知り合い同士で話す選手もいるが、全体的には静か。興味深いのは、基本的にみんな上下にウェアを着こみ、肌を露出していない点。控え室は喚起が悪く、熱気がある。その中で脱げばマッチョな人間たちがウェアをまとい、戦いに備えてむやみに肌を晒さない様は独特だと思った。静かな雰囲気の中で互いが様子を伺っているように感じる。

ウェア・オイル・カラーチェック

どうやら運営の準備が遅れておりバタバタしている様子が伝わる。控え室ではスケジュール通りに進むかどうか少しざわっとしている。そうした雰囲気の中でウェア・オイル・カラーチェックが行われた。控え室で運営管理者が呼びかけ、番号順にチェックをする(午前はボディビル選手のみ、フィジーク選手は午後に実施)。チェックはステージに立つ状態、つまりボディビルならビルパンのみの状態でチェックを受けるため、その時に初めて各選手がベールを脱ぐ。ここがかなりの見どころで、ゆったりした服から出てくる凄まじい体に圧倒され、むしろお得な気分にすらなる。控え室全体から視線が集まる瞬間でもあり、全体が熱を帯びていく。

スケジュール通りに進む

結果的に運営スケジュールはきっちりとこなされていったが、スタートがバタバタした影響で選手目線ではどこで準備を進めるのかがかなり難しいと感じる。スケジュール通りなのか、そうではないのか。特にボディビル選手は開始早々にステージに上がるため、準備のタイミングが難しそうではある。舞台袖に呼ばれるタイミングなどを把握する上でも、先に来ておいてよかったと感じる。

コミュニケーション

場の雰囲気にも慣れてきたため、隣に陣取る選手とコミュニケーションを取ってみる。見事に爽やか筋肉マンで安心感があった。全体的に爽やか好青年が多く、競技特性的にもライバルであり同志といった感じのため、距離感が近く話しやすいのではないかと思う。

準備を進める

午前のボディビルが終わり、とうとう自分の出番が近くなる。ウェア・オイル・カラーチェックで周囲に圧倒されるが、自分は自分だと言い聞かせてメンタルを保つ。ボディビルの部で大体の時間把握はできたため、スムーズにストレッチを済ませ、パンプアップの荷物をカバンに詰めて、いざ舞台袖へ。

舞台袖

ステージの舞台袖は思いのほか広く、そして暗い。そこにフィジーク選手が揃い、パンプアップを始める。暗がりの中でかなりの人数が必死にチューブや腕立てを行い必死にコンディションを整えていく。すごい…すごい光景だ!みるみるパンパンになっていく周囲に圧倒されながら、自分も準備を進める。舞台袖では同じカテゴリの選手が事前に並ぶ。狭く距離も近いこともあり、自然とコミュニケーションを取る。本当にみんな爽やかで好青年。気持ちがよいコミュニケーションは試合に対してポジティブな印象を持つ、大きな要素だと感じる。暗い舞台袖からキラキラしたステージが目に入る。いよいよだ。

本番

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一人ひとり名前が呼ばれ、規定の場所へ立つ。照明がかなりまぶしく、観客席が思ったよりも見えない。最前列には審査員が並び「ぎっ」とした視線を感じる。ぎっとしてるな…と思いながら、規定の場所へ。準備したイメージ通りではあったため、ステージ上での緊張感はさほどではない…と言いたいところだが、体はそうではなく、脚が震える。震えるからポージングが乱れる。クォーターターンの後、左右の入れ替え、後ろに下がり、ファーストコール。呼ばれず。呼ばれた選手のバックポーズ中、視線が合うことに気づく。みんな必死にポーズを取ってることが伝わる。セカンドコール、呼ばれず…。人数的にここで呼ばれないということは最下位だということを確信する。再度、腹をくくり、最後までやり切る意識を持ち直す。最後に呼ばれ渾身のマッスルコントロールでポージングを行う。出番が終わり舞台袖へ戻る。疲労感がありながらも充実感もある。並んだ選手たちと握手を交わす。最後まで爽やかな人たちだ。そして一緒に並んだ選手がおもむろに再度、舞台袖で準備をはじめていた。直後のクラシックフィジークに登場するらしい。感服する。

結果発表

舞台袖から荷物を抱え控え室に戻る。予選落ちを確信していたが、事前に立てたスケジュール通りにカーボを摂取。決勝進出者の発表はスムーズ。控え室に戻って10分ほどで発表される。アナウンスと共に、ホワイトボードに名前が張り出される。名前は呼ばれず。初めてのフィジーク大会はこれで終了となった。帰りの身支度を済ませる。

出番終了後

会場に戻り、フィジーク、クラシックフィジークの決勝を観戦する。同じ舞台に立った選手の応援をする。応援といっても、コロナ禍のため声だしは禁止。拍手で声援を送る。決勝以降は予定よりも早く進行が進み、事前スケジュールよりも30分以上前倒しで進んだ。決勝観戦後、帰路につく。事前に予定していた通り、スシローで減量からの開放感、大会を振り返りながら食事を取った。ようやく、長い戦いが終わった。

感想

というわけで、JBBF主催のフィジーク宮城大会に初出場してきた。審査表でも全員が最下位判定、確実な最下位という結果に終わった。この結果に関しては絞り具合から事前に予想はしており、だからこそ出場することをためらう時期もあった。それでも出た方が得られるものは大きいだろうと考え、全力で間に合うように最善は尽くした。最後の方は相当に無理もした。だが、ベストは尽くしたと言い切れる程にはやり切れたと思う。その上で臨んだ試合は想定よりも得られたものが多かったように感じる。百聞は一見に如かず。経験を積めたことは非常に大きな財産になった。結果は褒められたものではない。それでも、試合そのものには選手との交流も含めてポジティブになる要素も多く、出場してよかったと思う。そして次に出場する際のより改善されたイメージを作ることもできた。今後もそのイメージに近づくよう、地道にトレーニングを重ねていきたい。