轟音事変

轟音は"ごうおん"と発音してください。

令和5年10月22日執行の「宮城県議会議員選挙」について書きました

こちらの記事はFacebook向けに書いたので、超ニッチな内容なんですけど、せっかくなのでこっちにも転載しておきます。というわけで、以下本文。

== ここから ============

今回はもうすでにはじまっている「宮城県議会選挙」について書いていきます。単に私が私のために調べたことをみなさんにもシェアするぜ!って精神なので、基本的に石巻・牡鹿地区のみの言及になる点はご了承ください。が、部分的な思考法は参考になるかもなーとか思うので、選挙に行くのを迷っている人なんかはぜひ読んで参考にしてもらえればなーと思います。

▼「1票」のイメージ
まず私なりの1票のイメージを共有しておきますね。まず宮城県の予算は年間予算1兆円で、対して今回の有権者数はおおよそ200万人です。単純に割ると、一人あたり50万円になります。県議会というのはこの予算を決める場所になるため、その議席を選ぶということは「私たちに割り振られた50万円をどこに分配するか?」を決めることだといえます。つまり、あなたが仮に選挙に行かない選択をするならば、あなたの50万円の権利は他の人に分配されるってことですね。それで、仮にですが高齢層が選挙に行き、若年層が選挙に行かなければどうなるかって、そりゃ高齢層が分配したい場所にお金が流れるに決まってるよねって構図です。

投票率は意味があるのか?
でもさー、人口ボリューム的に若年層が少ないのだから投票しても意味なくない?という意見も内なる私から聞こえてきたのですが、昨今騒がせている「統一教会」の問題を見るに、数パーセントの投票率でも『無視できない存在』になることはできると思うんですよね。統一教会の信者数は全国で精々60万人程度らしいので、その程度の囲い込みですら、これだけ気を使うので仮に若年層の投票率が1%上がるだけでも『気を使う』くらいにはなるだろうねって思いはします。

▼誰を選ぶのか?
さて、選挙自体の意味はそんくらいにしといて、本論の宮城県議会選挙です。誰を選ぶかはいろんな基準があると思うんですが、私は「当落線」にいる人にいれた方が1票の価値が高まるかなと思っています。確実に当選する人ってのはいるので、まずはその人を除外してみます。逆足切りですね。

▼まずは候補者を並べてみます。
・佐々木きぞう
・三浦一敏
・さとうゆういち
・坂下賢
・本木忠一
・はしうら清紀

↑この6人で4議席を争います。数的には選びやすいですね。

▼続いて前回の投票順にしてみます
-- 11000票 --------------
・本木忠一
-- 9000票 --------------
・佐々木きぞう
-- 8000票 --------------
・三浦一敏
・坂下賢
-- 新人 --------------
・さとうゆういち
・はしうら清紀

↑正確には前回は無投票なので、前々回を参照しています。過去の結果からみてもまず本木さんは硬そうなのでここで除外します。残りの5人は過去の投票数を見ても、かなり接戦になりそうです。この5人から選んでいきます。

▼何を基準にするか?
いろんな基準と優先順位があると思います。

・党で決める
・政策で決める
・年齢で決める
・結果で決める
・発信力で決める

この辺は個々人が決めればよいと思いますが、私はまずそもそも、その方がどのような方なのか?を確認するために発信力を確認します。

▼発信力チェック
・さとうゆういち:公式サイト+SNSでの発信
・佐々木きぞう:SNSでの発信
・三浦一敏:SNSでの発信
・はしうら清紀:公式サイト
・坂下賢:公式サイト

情報がない人はここで脱落と考えていましたがとりあえず発信はみなさんされてるようなので次にいきます。全然絞れないけど大丈夫かな…。

選挙公報を見てみよう
https://www.pref.miyagi.jp/documents/48980/06isinomakiosikakouhou.pdf

↑こんな感じ。だいたい昨今の物価高対策とか子育て支援とか「普遍的に支持されるテーマ」はみんなが謳っているので、それ以外の個性が見えそうなところをちょっとまとめてみます。

・佐々木きぞう(74歳)自由民主党
    ・コピー:佐々木きぞうだから、わかる、できる。継続は力なり-私にやらせて下さい!
    ・キーワード:水産資源の適切な管理とニーズ対応
    ・WEB:https://www.facebook.com/kizou.ishinomaki/

・三浦一敏(73歳)日本共産党
    ・コピー:強引な村井知事にキッパリとモノを言う
    ・キーワード:反村井、女川原発再稼働反対
    ・WEB:https://www.facebook.com/p/%E4%B8%89%E6%B5%A6%E4%B8%80%E6%95%8F-100011149537610/

・さとうゆういち(44歳)日本維新の会
    ・コピー:世代交代石巻市・女川町に維新の風を!
    ・キーワード:石巻新庄道路、旭山公園活用、消防団、反ワクチン
    ・WEB:https://sato-yuichi.com/

・坂下賢(61歳)立憲民主党
    ・コピー:新時代「みやぎ」の創造
    ・キーワード:石巻への日本語学校誘致、釜谷大須雄勝線の整備、仙石線・仙石東北ラインの短縮
    ・WEB:http://sakashita-ken.com/

・はしうら清紀(59歳)無所属(公認ではないが自由民主党所属)
    ・コピー:挑戦 誠実・実行 生活を守る
    ・キーワード:教員の多忙化解消
    ・WEB:https://k-hashiura.com/

↑こんな感じですかねー。こうしてみると"違い"があることはわかります。
現状の県政(村井さんの政策)を支持するならきぞうさん、反対なら三浦さん、若さと独自キーワードにひっかかるならさとうゆういちさん、バランス重視なら坂下さん、学校関係なら元教員のはしうらさんって感じですかねー。冒頭で書いた通り、自分が予算分配するならこの人がいいなーって人をこの辺を参考に選べばいいんじゃないかなと思います。

ここでは私が誰に投票するかは書きませんが、さまざまな要素を考慮し、私は決めることができました。

▼好き勝手に予想をすると…
本木さんは過去の選挙戦を見ても当選濃厚。他の5人は接戦になるはず。三浦さんは共産、坂下さんはこの地域で国政を取っている立憲なのでわりと安定はしていそう。とはいえ、市政では立憲が落ちてはいるので十分危うさはある。そして、基本的に選挙は現職が有利なので、新人の特にはしうらさんは厳しいはず。さとうゆういちさんも新人だが、維新所属な点がポイント。先日の仙台市議選の結果もあり、維新に勢いはあり、実際に石巻地域でもポスターの掲示を見る機会が増えている気がするので、善戦する気はする。一方で今回、実質自民が二人になっているため、票を食い合うことになり、きぞうさんは苦戦すると思われる。って感じかな。目立って自民が強くはない地域で、実質自民候補を二人出してしまったのはかなり致命的なんじゃないかなーと思いますが、どうなんですかね。蓋を開けてみないとわかりませんが。

▼なぜ投票が難しいのか?
さて、最後にこの記事を書きながら考えたことをずらずらとまとめておきます。
やっぱりね、選挙で投票するってマジで難しいなって思いました。何が難しいかというと、現代的な価値観として「多様なものを受け入れていこうね」という『多様性』と、そこに起因する「〜することができる」の『肯定性』が伸びている社会にわれわれは生きていると思うんですよ。『こうすべき』とかもっと直接的に『それは誤りである』と言い切ることは難しい時代ともいえ、選挙で誰かを選ぶ時にも、一見すると反対だが、その側の視点で観ると『そうともいえるよね』となりうるような、見方や視点が強まってるんじゃないかなと私自身の感覚で見てもそう感じています。違うともいえるし、違くないともいえる時代。だから、選挙のように決断(一つに絞る作業)を伴う行為は時代性と相性が悪く、その結果、投票を回避する人も多くのなるのは当然ではないかなーと思ったりしています。
そのような時代性もあり、ちゃんと考えて決めるには莫大なコストもかかります。そもそもこうした判断にはある程度の人文知を必要とすると思いますが、一方で人文知なんてコストカットがされやすい分野なので、ますますその力は衰えるのではないか…などと考えると、時代性も合わさって、ますます政治と市民の距離は離れるのだろうなとも思います。
一方で、普通に生活しているとまったく気づかないだろうけど、私たちの生活に政治はめちゃくちゃ関わっていて、例えば当たり前に走ってる「道路」なんて税金の塊なわけですよ。なんか無料で使ってる気になってるけど、そうじゃあないんですよね。その予算を決めるのが今回の県議選だったりするわけですが、そのように実は誰もがその影響を受けており、その重要性自体は当然ですが変わらないわけです。つまり、重要性は変わらないのに選びづらさが強化された構造になっているなと思っています。いやー難しいですね。
そのような状況を打破するには、現状の方法を採用する前提ならば根幹的には選べる能力を養ったり、補助する機能を強化することが必要なのかなと思うし、そうではないなら、めちゃくちゃ難易度が高いと思うけど、方法自体を変える必要もあるんじゃないかなーと思います。

というわけで、現状ではマジで投票は難しいのだが、めちゃくちゃ重要なことは変わりはないので、まずはこの記事を読んで少しでも投票所行ってみるかーとなれば幸いです。

こちらからは以上です!
あとは各自よろしくー。

内受容感覚ダイエットのすすめ

マッチョ大会に出続けて3年目なのですが、この競技って「いかに上手いこと痩せれるか」を競う要素があるのでダイエットについてめちゃくちゃ詳しくなります。単なる『痩せたい』ではなく、『試合』という勝負の要素が加わる分、熱量が高まるんですよね。もちろん、選手によってやり方や知識は別々なのですが、相対的に理論派な私はどんどん詳しくなって(あるいは深みにはまって)ます。

さて、そんな私が私なりに考えた上でたどり着いたダイエットの究極的なスタイルがあります。マッチョ向けではなく、むしろ一般向けであり、しかもこの視点でダイエットを語っている人は見たことがないので、マジで書籍化できるのでは?と思っていたりもします。興味がある出版社の方はぜひご連絡ください!ちゃんと書きたいと思っています。

さて、前置きが長くなりましたが、私がおすすめしたいのは「内受容感覚ダイエット」です。
まず、内受容感覚とはなんぞやって話なのですが、定義としては以下のようなものです。別の感覚である、外受容感覚もあわせて掲載しておきます。

▼内受容感覚とは
心房,頸動脈,大動脈の伸張受容器,頸動脈洞の化学受容体,門脈循環における脂質受容体,骨格筋の代謝受容体によって生じる感覚で,内臓や血管の状態の知覚に関わっている。
例:内臓、痛み体温を含む内部環境など

▼外受容感覚とは
目の視細胞,蝸牛の有毛細胞,皮膚の触覚受容器 (機械的受容器) のように身体表面に近い外受容器によって生じる感覚 (視覚,聴
覚,触覚など) で,身体外部の情報の知覚に関与するものである。
例:味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚など

となります。この辺の定義などは、

内受容感覚と感情をつなぐ心理・神経メカニズム
https://www.jstage.jst.go.jp/article/sjpr/57/1/57_49/_pdf

↑この論文から引用しています。

さて、見てわかったと思いますが、外受容感覚はいわゆる「五感」と呼ばれるもので、内受容感覚は内臓の動き(心臓の鼓動とか、腸の動きとか)になります。その上で、「食べる」ということを考えると、

▼外受容感覚を優先した場合
・とにかく美味いものを腹いっぱい食べたい!
・味覚第一、体は第二。
・刺激を欲する。

▼内受容感覚を優先した場合
・体の調子がよくなるものを満たされるように食べたい!
・体が第一、味覚は第二
・穏やかさを欲する。

といった感じになるかと思います。
これは明確にデータを取ったわけではないので、私の持論になってしまうのですが、傾向として外受容的感覚でご飯を食べる人は太りやすく、内受容感覚でご飯を食べる人は痩せている人が多いと思います。特に痩せ型の人と話しをしていると、内受容感覚が優れている人が多いように感じます。「これ以上食べると気持ちが悪くなる」「重くなるのが嫌」「残ってる感じが苦手」とかですね。この部分は食べる量が少ないから痩せてるのではなく、食べる量を内受容感覚を優先して食べるから結果的に少なくなり痩せていることを示唆しているのではないかと考えています。

ここでダイエットの話に戻すと、基本的なダイエットは「カロリー制限」がベースにあります。摂取するカロリーより、消費するカロリーが多ければ脂肪が燃えて体重が減るよね、という理屈があります。大きく分けて糖質制限と脂質制限があり、いずれにしろたんぱく質はしっかり摂りましょうね、というやり方が主流です。それで食べるカロリーを減らして、実際に痩せていくのですが、多くの人は「継続」ができず、失敗に終わることも多いのが現状だと思います。

それはなぜか?「美味しいものを腹いっぱい(満足できるまで)食べることに幸せを感じる」という味覚第一主義の固定観念が存在しているからではないかと私は考えています。美味いものを腹いっぱい食べることに幸せを感じるなら、どこかでその欲求に負けるのは当然だろうと。

ご存じの方も多いと思うのですが、私は元々大食いかつ美味しいものが大好きで、美味しいラーメン屋さんがあると聞けば例え遠くても車を飛ばして食べに行くような生活をしていました。その結果、肥満体型になり、100キロ以上ありました。だから「美味しいものを食べたい」という情熱的な気持ちはめちゃくちゃよくわかるのです。すごい欲求ですよね、あれ。

例えば、よくドカ食いとかキレ食いとかでアホみたいに食べると、その瞬間は満たされた気持ちになるんだけど、途端に「やっちまったな」って落ち込んだりする現象があると思うんですが、あれって一気に内受容環境が悪くなるから、その影響も加算されて精神的に不安定になるのではないかと推測します。その上、血糖値馬鹿上がりでそのまま寝て(いわゆるドカ食い気絶部)起きて、血糖値が下がったら脳が飢餓状態と勘違いして再度同じことを繰り返し、腸内環境が悪化し、免疫が落ち、精神的に落ち、ストレスが溜まりやすくなるスーパー負のループに入ると、もう手に負えないですよね。

だから、その欲求であり、「美味いものを食べれば満たされる」といった感覚があり続ける限り、リバウンドは起こるのではないかと思います。その感覚、"思想"といってもいいかもしれませんが、その部分を修正する方法が内受容感覚ダイエットの要になります。

それで実際に幸せとは何か?といった部分にもつながるのですが、内受容感覚は神経系を通じて脳とつながっています。だから、内受容の環境が悪くなると、ダイレクトに脳側もネガティブな感情を持ちやすくなります(一要因でしょうけど)。また逆に腸は幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンを生成する場所でもあるため、腸内環境が整えばセロトニンの分泌量が増え、精神的に落ち着きやすくなり、また免疫も高まるといった効果があると言われています。

それが本当に幸せかどうかはその人次第だと思いますが、内受容感覚を優先させたライフスタイルを確立し、精神的に落ち着いた状態を保ち、免疫も高まってストレスも減ることはダイエットにおいても非常にプラスです。ダイエットにおいてストレス管理はめちゃくちゃ重要な要素です(ここだけで一本書けるので詳細は割愛)。

▼一旦まとめ
まとめると、外受容感覚を優先させたままダイエットしても体重の減少は一時的でリバウンドの可能性がついて回る。一方で内受容感覚を優先させることができれば体側に従った食事に変わるし、そちらの方が精神的に安定もするため構造的にもリバウンドがしづらくなる。だから内受容感覚を養おうぜ!って理屈です。

さて、じゃあどんな方法がいいかを考えると、具体的には以下のような流れが理想になるのかなと思っています。
※ちなみにこの感覚の意向は知識も必要となるため、コーチ(あるいはトレーナー)がいる前提ですが、自分でやれる人は自分でやるといいのかなと思います。

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【フィジーク大会】最終調整(カーボアップ・ディプリート)の振り返り

左が最終調整なし、右が最終調整あり

みなさん、こんにちは。
今回は先日出場してきたマッチョ大会の最終調整について書いていきたいと思います。結果は惨敗だったので参考になるんだかどうかわかりませんが、自分のメモ的な意味合いで詳細をちゃんと残しておきたいと思います。

▼最終調整とはなんぞや?
フィジークやボディビルなどボディメイクの大会に出る際に、ステージ上で自分のピーク(最大限よく見える姿)を持ってくるために行う調整を「最終調整」と呼びます。おおよその場合、大会がある週に行い、トレーニングの方法や、食事内容の変更、水の制限、塩の制限など多岐にわたります。

▼最終調整は賛否両論
方法もさまざまで、効果も差があるため「何もせずにでる派」もいます。特にトップ層なんかは「変なことをしないで出た方がいい」と発言されているのを見かけます。最終調整をした結果、普段より見映えが悪い身体になるリスクがあるからです。この点に関しては、まず『絞り切れているかどうか』が1つの目安になるのと、何もせずに自信を持った身体を持てる人だと何もしなくてもいいんじゃないかなと思います。私は今回の大会で絞り切れなかったこともあり、最後の悪あがきを自覚した上で最終調整をがっつり行いました。
また、個人的な意見としては大会前という極限状態に関してはより個人の特性が反映されやすいのと、そもそも、その状態をピンポイントに抑えて研究した結果はほとんどないと考えられるため、経験者の伝聞(定性的なデータともいえる)の中にヒントが詰まっている可能性は十分にあるであろうと思います。もちろん、繰り返しますが、最終調整を行う必要がないほど、大きくて絞れていれば、それに越したことはないとは思いますが、そうじゃないときにじゃあどうするかって話ですね。

というわけで、本題に入りますが、こっから先は自由課金に設定したので、もしも「役立った!」と思ったらぜひ課金をお願いします。

▼今回実施した方法について

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【ボディメイク】1年かけて筋肉を増やし減量した結果

この1年の変化

マッチョ大会に出始めて3年目ですが、この1年に取り組んだことをざっと振り返っていきます。自分用のメモでもあり、遠慮なく書いていくのでかなりマニアックな内容になると思います。興味があれば読んでみてください。結論を先に書けば、同じ条件(大会2日前)で撮影した写真でわかる通り、自分比では思ったより成長できた1年だったかなと思います。

▼増量期のトレーニング (2022年9月〜12月)
昨年の大会が終わったあとから、いわゆる増量期に入りました。この期間のテーマは弱点部位の「胸」の強化でした。トレーニングルーティンを脚→胸(ストレッチ)+三頭→背中→肩→胸(プレス)+二頭に固定し、1回のルーティンに刺激が違う胸の日が2回入るようにしました。合わせる腕は関与しづらい側を組み合わせて、なるべくフレッシュな状態でやれるようにしています。また以前は土曜に設定していた脚の日を、比較的カーボを多く取る日曜の翌日、月曜に移動した点もポイントです。

月曜:脚
火曜:胸(ストレッチ)+三頭
水曜:休み
木曜:背中
金曜:肩
土曜:胸(プレス)+二頭
日曜:休み

こんな感じですね。種目はオーソドックスなコンパウンド種目を1種目目に持ってきて、その重量や回数を伸ばす方針で進めました。習熟度を上げる意図もあり、1種目目は10セット行い、前半は重量重視、後半は効かせ重視でやりました。

月曜:スクワット
火曜:ペックフライ+スカルクラッシャー
水曜:休み
木曜:懸垂
金曜:ミリタリープレス
土曜:ベンチプレス+バーベルカール
日曜:休み

こんな感じです。ここに3~6種目程度、対象筋に対して刺激を変えながら足していった感じです。トレーニングボリューム的には30セットを1つの目安にしていました。
重量は体重増加と比例して伸びていき、

ベンチプレス:125kg(けつ上げ)
スクワット:170kg
デッドリフト:160kg

までいきました(一応、ちゃんとカウントできるレベル)。ベンチのけつ上げを差し引いても、フィジーク選手としては及第点のトータルまでは伸ばせたのかなと思います。一方で、一時期、背中の故障が目立った時期があったのですが、接骨院の先生から指導を受けたウォーミングアップ法を取り入れたことにより劇的に改善できたことはいい経験になりました。モビリティなんかをきちんと意識してこなかったので、その重要性を身をもって体感しましたね。

▼増量期の食事 (2022年9月〜12月)
食事の方は基本的に減量と同じメニュー(ベースは米と鶏むね)でした。その中で「米」をたくさん食べました。炭水化物源はいろいろあると思うのですが、自分は米が体感的に一番あっており、ある程度量を食べても体重増加に影響しないことがわかりました。ただ、昨年の大会直後から食べまくった影響で、最終的には意図せず15キロ近く体重が増えてしまった点は大きな反省点です。体重が安定していたのは11月くらいで、他の月は爆食→我に帰ってプチ減量と、差が激しい月も多かったです。ここはもったいないポイントで、改善していきたいですね。

▼増量期のまとめ (2022年9月〜12月)
テーマにしていたコンパウンド種目の重量を伸ばす点に関しては目標達成していたものの、意図しない体重増加は大反省点でした。

▼減量期のトレーニング (2023年1月〜8月)
減量期のトレーニングも増量期と基本的に変えずにいきました。変更があったのは、最後の大会前2週間くらいで他は変更なしです。それで記録を見ると、面白いのが減量がある程度進んだ3月がもっとも重量が伸びてるんですよね。これは減量あるあるで、一説によると「脂肪が取れて腹圧のかけ方がうまくなるから」などと言われてますが、実際にこの時期がトレーニング全体の調子もよかったと思います。ここから7月までは体重減少に合わせて、少しずつ重量が落ちてますが、それでも5%程度の落ち幅でした。一気に落ちたのが、7月から有酸素を入れ始めた以降ですね。体重の減少幅拡大の影響と有酸素による疲労度の影響で、とにかくどんどん落ちました。特に有酸素の影響が受けやすい脚はどんどん落ち、8月からは食事量もだいぶ削ったため、さらに強度が落ちました。トレーニングボリュームを増やすことでトータルは保ったつもりでも、最終的には15%程度、強度が落ちてます。もともとない筋量が、絞り上げる工程で余計に落としてしまい、この辺はもう少し工夫することで避けられたのかなと思います。

▼減量期の食事 (2023年1月〜8月)
体重でいえば80キロスタート、仕上がり66キロを目標に全体を設計。段階を踏んで徐々にカロリーを落としていきました。最後の大会の朝の体重は65.8キロだったので計画通りに持ってこれたとは思います。基本的なPFC(3:5:2)やカロリーの制御は前提として、大きな流れとしては、

(1) お菓子などを食べるのをやめる
(2) 米の量を適量に戻す
(3) 副食系のおかず(納豆、キムチ、味噌汁、卵など)を徐々に減らす
(4) ベース食を減らす(夕飯はカーボなしなど)

といった感じでベーシックな方法だと思います。
ベースとなる米+鶏むね+MCTオイルの量は7月まで必要量は確保。大会が近くなる7月以降は進捗に合わせて、減らしていきました。
昨年との変更点は、

(1) リフィードをやめた
    ・停滞を気にしない。いずれ落ちる。
(2) MCTオイルの導入
    ・脂質をしっかり取るために導入。体感あり。
(3) 塩分を多めに摂る
    ・起立性低血圧防止。
(4) 糖類をやめた
    ・中毒性と浮腫みにつながる感覚があるので、単糖・二糖、特に砂糖が入ったものはなるべく避けるようになりました。ここにはマッチョが好きな和菓子なども含みます。

あたりですかね。
特にMCTオイルは体感があってびっくりしましたね。エネルギーになってる感覚があり、今年取り入れた中ではベストだったと思います。今でもご飯にMCTオイルをかけてめんつゆをかけて、疑似的な卵かけご飯にしてよく食べてます。いやー、美味いんですよ、これが。鶏むねにかけて食べてもうまいですね。塩分は特に炭水化物を減らしたタイミングで多めに取ることにより、体水分を確保して、パフォーマンスの維持と起立性低血圧防止にとても役立ちました。寝起きのふらふら感がなくなったので、減量で起立性低血圧を起こす人は試してほしいですね。また、昨年まではマッチョが好きな和菓子も普通に食べていたんですが、体質的なものなのか「カロリー密度が高い糖類を含む食べ物=和菓子とか」を食べると体が重くなり、浮腫む感覚があったため、避けるようにしました。和菓子は好きで食べてましたがちょっと難しいかなーって感じです。多糖類だとその感覚はないので、今後は「おにぎりマニア」とかの方向性で食を楽しもうかなと思ってます。

 

▼腸活
今年は人生初めてレベルの便秘に悩まされました。特に大会終わりがひどく、水抜き塩抜き栄養素も不足した過酷な状況で腸内環境が急激に悪化したことが原因だと思います。便秘、水抜きの反動もあって、大会後は浮腫みに浮腫み、体重が急上昇していました。水分で増えているとわかっていても、びびりましたね。もともと、減量期はやや便秘がちではあったので、腸活もやっていたんですが、今期はこんなこともあり、さらに力を入れて取り組みました。ちなみに普通に三食食べてれば快便派です。そこを踏まえて実際に私が試したものを評価すると…

コーラック
〇 バーリーマックス
オールブランもち麦、押し麦、腸活コーヒー、さつまいも、ヨーグルト
ラクトビフ(プロバイオティクス系サプリ)、酸化マグネシウム、整腸剤(ビオフェルミン、ザ・ガード)、エビオス錠、脂質多め、水多め

こんな感じですかね~。おいおい結局コーラックかよ!って感じですが、あまりにひどい時はコーラックでリセットする方法が一番手っ取り早かったなと思います。食材系でもっとも効果を感じたのはスーパー大麦のバーリーマックスで、これは効いてる感覚がありました。その他オールブランや雑穀米も試しましたがこの辺は少し効果あるかな?といった感じです。コーラックは聞きましたが、下剤系でも酸化マグネシウムはほぼ効果なし、整腸剤もいろいろ試してますがほとんど効果を感じないので、これ系は私は合わないようです。一般的な方法の脂質を多めに摂ったり、水を多めに取る方法も効果はあまり感じなかったですね。結論としてはバーリーマックスでケアしつつ、いざとなったらコーラックがベストかなーって感じです。

▼減量期まとめ
とまあ、便秘と浮腫みに悩まされた時期もありましたが、結果的には計画をしていた通りには進められたとは思います。掲載している写真を見てもわかる通り、昨年より絞れて大きくなった点は素直に評価できます。ただし、想定外だった点はそもそも設定していた「仕上がり体重の目安」が大幅にずれており、本来は62キロくらいだった点です。つまりあと4キロは落とす必要がありました。ちょっとこれは私の腹部の特性に「皮余り+セルライド層」がある影響で、そこまで落としても絞り切れてるといえるかどうかは微妙なので、おそらく、という感じではあります。そのずれにより、結局最後は慌てて落とす流れになってしまいました。来年はこのズレを解消し、最初から仕上がり体重の目安を62キロに設定した上で進めてみようと思います。さて、どうなるか。

▼今期について
先ほども書いた通り、自分の腹部には「皮余り+セルライド層」があるため、ここをなんとかしないと勝負的にもどうしようもない現実がありますし、自分としても何とかしたいと昔から願っていたりします。でかくなるより「綺麗に腹筋を割りたい」の方が願いとしては強いのです。なので、一般的な増量でバルクアップするのではなく、腹部の改善を目指してむしろもう少し減量してみようかなと思います。減量してどうこうなるかはわかりませんが、実験的にいけるところまでいってみようという気持ちです。無論、大会前の強めの減量はしませんが、コンディションが保てるような方法で腹部の改善を目指していこうと思います。「皮余り+セルライド層」で悩んでる人はニッチだと思うんだけど、せっかくなので、その模様も発信しようかなーとは思ってます。皮余りインフルエンサーでも目指そうかな。

などと長々と冷静な分析を書きましたが、実際はいますぐにでも爆食いしててもおかしくないので、あくまで予定は予定ですね笑。

 

JBBF宮城大会に出場してきました

JBBF宮城大会

先日、今期3戦目となる、マッチョ大会に出場してきました。今年はこの大会を含めて3回出たのですが、私の本命はこの大会でした。昨年も同じ大会に出て、5位入賞。今年はもう少しいい順位で終えられるように、1年をかけて準備してきました。よく「減量してるんですか?」と最近になって聞かれるのですが、実は1月から減量をしていて、年初と比較すると15キロ落としています。筋肉を増やす時期は同時に脂肪が増えやすい時期でもあるので、増量でなるべく脂肪を増やさず筋肉を増やし、減量でなるべく筋肉を残しつつ脂肪だけを落とす、そんなことを1年かけてやってきました。その1年の集大成が今大会だったわけです。

前回のマッスルゲート東北で惨敗し、気持ちを滾らせて必死に準備して臨みましたが、結果は「惨敗」でした。順位でいえば11人中9位。順位以上に、上位陣との違いをまざまざとステージ上で感じていました。

もともと、私の大会に対するモチベーションは「勝利」ではなく、「前回を超えたい」と自分自身の比較がメインではあります。が、今回感じたことはステージという勝負の場で、『勝負にならない』ことを肌身で感じていたことに対して、悔しさがありました。土俵に上がってがっぷり組みあって負けたのならまだしも、土俵にすら上がれなかった感覚です。さらに、自身の仕上がりにも納得はいっておらず、その点に関しても課題が残る大会だったと思います。

ぶっちゃけ、相当な熱量を込めて、本気でチャレンジしていたため、この結果は素直にそのまま受け入れることが難しく感じています。が、それでも現状を理解し、考えて…考えて、次に進もうと思います。大会はフィードバックの場でもあるため、そこで得られた情報が次につながります。事業と同じで、考えて回せば必ず改善はしていくはずなので、そこを信じて新たなチャレンジをしていこうと思っています。今後の方針についてはまた別で書きます。

今思うのは、とはいえ、この年齢で「言い訳できないほどに全力でチャレンジ」して、負けて悔しくて、仲間に救われ、家族に支えられ、そこでしか感じられない人生のうま味があるってことですかねー。このような体験、チャレンジができること自体が幸運であり、非常に恵まれていることも感じています。普段、ただ生きていると、そんなこと感じないじゃないっすか。本気でチャレンジすることの重要性は、本気でチャレンジすることでわかることがあるのだなと感じています。結果が出なくても、年齢とか歴とか関係なく、ただ好きだからやりきることがあること自体が幸運だなーと思ったりはします。

というわけで、様々なシーンで応援してくれた皆様ありがとうございました。最後の一か月あたりは本当にしんどい瞬間もあったので何気ない一言に勇気づけられることもありました。今回は「惨敗」でしたが、またチャレンジしていこうと思います。改めて応援ありがとうございました。

 

フロントポーズ

バックポーズ

ラインナップ

 

マッスルゲート東北大会に出場してきました

マッスルゲート東北大会

今期2戦目となる、マッチョ大会に出場してきました。マッスルゲート東北はゴールドジム主催の大会で、年々知名度が広がり、人気も増している大会になります。出場するためのエントリーすらも、人気があり過ぎて2~3日で締め切られるほどです。熱を感じますね。

今回もフィジーク176cm以下級にエントリー。同じカテゴリには22人、一次予選では22人→12人、二次予選で12人→6人に絞られ、決勝は6人で争います。当然ながら、みんなマッチョなので、めちゃくちゃ狭い門です。マッスルゲートはめちゃくちゃ狭いのです。

さて…結果は一次予選敗退でした。

惨敗です。いやー悔しかったですね。大人になると、このような経験があったとしても負荷軽減のため、うまく自分の中で処理するようになると思うんですよ。「いい経験になった」とか「勉強になった」とか。そんな気持ちもありますが、純粋に「悔しい」という気持ちをここまで強く感じたのは久々の感覚でした。

というわけで、今はその感情をガソリンに変えて、次戦に向けて燃えに燃えています。もうすでに燃え尽きるレベルですが、ここまでやり切る気持ちになれることも早々ないなと思うので、最後まで諦めずにあがいてみようと思います。
応援してくれた皆様ありがとうございました🙏

ネクストステージ
08月27日(日):JBBF宮城大会@日立システムズホール

JBBF岩手大会に出場してきました💪

JBBF岩手大会

さて、いよいよマッチョ大会のシーズンが本格化し、私も今季初戦となるJBBF岩手大会の「フィジーク」部門に出場してきました。

結果は…
16名→12名に絞る1次予選通過
12名→6名に絞る2次予選敗退

になりました。決勝残れずでした。
今大会は来月のJBBF宮城大会へ向けての調整という位置づけではあったのですが、こうして結果を見ると、正直悔しさがあるなと感じています。まだまだ絞りも甘く、来月の大会まで時間はあるので、ここから張り切って追い込んでいきたいと思います。

▼今後の参戦予定
08月05日(日):マッスルゲート東北大会@電力ホール(仙台)
08月27日(日):JBBF宮城大会@日立システムズホール(仙台)