轟音からその先へ

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移住に関する自分の考え

ここのところ、「移住」が全国津々浦々、地域活性化の核となる政策だー!みたいな扱いになっている。イベントは多種多様であちこちでやっており、週末ともなればどこかの自治体が大きめのイベントをやっているのではないだろうか。

自分も震災以降石巻に移住した人間ではあるため、これはいいネタだぞ…ということで、ちょこちょこと移住関係のイベントに登壇したり、協力したりしている。先日も地域づくり協議会で移住をテーマにしたトークイベントがあり、コーディネーターとして色々と話をしたり、ふったり、したり、ふったりした。

というわけで、それなりに移住について考える機会が多いのだが、これがまたけっこうもやっとする題材だなと感じている。

何がもやっとするかというと、全国津々浦々で移住しようぜ!みたいな動きがあるわけだけど、それって結局人の奪い合いでしかないし、どう考えてもメインストリームになるわけでもなく、そもそもの問題の解決にはあんまりつながらないし、なんなら小さいスケールでの成功(と言われている海士町神山町などなど)は別として、それなりの規模の自治体で目立った事例はないし、それって結局危機感でしか人は変わらないんじゃねーのという証左でもあるんじゃないのかなーまじで絶望の道を沸々と進んでいるなーまじで…などなど思う所は色々とあるわけだ。

イベントに来る人は行政方面の人だったり、すでに移住を経験したいわゆる「風属性」がある人ばかりで、そこに住む地元の人が来たりする事は結構まれなことも気がかりだったりする(そうでもないのかな)。これからこの町どうすんよって話の中で、やっぱり外から人を呼び込まんとあかんよねー、じゃあ移住者が増えるように色々考えってみっかー、みたいな土台があった上での流れは皆無で、「今は移住だよね!」みたいなノリで話が進んでいる点もどうだろなーってのは度々感じている。

この辺はもうちょい整理して考えないとなーとは思ってはいるので、またもやっとしたエントリーを書こうと思う。

それで、にも関わらず自分が移住のイベントなんかをお手伝いするのは、誰しもがどこに住んで何をやろうとも、それが他人の迷惑にならない限り自由であって欲しいと思うからだ。どこに住もうが何をやろうが関わろうが関わらまいがなんだってよく、そういう自由で選択がある世界の方がより豊かな価値観を持てる世界になるのではないかと考えている。

どこで誰がどんなタイミングでどんなことを考えるかはわからないので、その受け皿として色んな窓口があることは悪いことではないかなーとは思う。というわけで、移住に対して過度な期待をかけないまでも、移住先の選択肢そのものはどんどん増えたらいいと思いますね。