轟音事変

轟音は"ごうおん"と発音してください。

2021年、響いた文章

読書数は少ないが、その中でも心に響いた文章を残しておきたい。

ザ・ゴール

『何を変える』、『何に変える』、それから『どうやって変える』かだ。

変化はビジネスの本質の大きな要素であり、この一節は原則ともいえる問い。

ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営

戦略の神髄は行動にある。ミッション、目標、マーケット、そして「その時」を統合したものとしての行動である。

非営利組織の経営を深く学ぶ機会があり、手に取った一冊。30年前に書かれた業界的には古典と呼ばれる一冊に全てが書かれていたことに衝撃を受けた。名文だらけだが、特に実利がある一文だと感じたので選出。

ワーク・シフト ― 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図〈2025〉

哲学者のジャンポールサルトルも、仕事とは意義を見いだすプロセスであると位置づけた。とりわけ、本当の自分らしさと個性を獲得することが重要だと考えていた。サルトルによれば、私たちの職業生活で重要なのは、高度な専門技能に習熟するための深い経験だという。自分らしさと、個性はお手軽に身につくものではなく、努力して学ばなくてはならないからだ。人間は自分の行動の総和にほかならず、意義ある人生を送れるかどうかは、意義ある仕事ができるかどうかに大きく左右されると、サルトルは考えていた。

これを読むまで自分らしさを軽いものだと思い込んでいた。発見があった。

イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」

何も考えずにがむしゃらに働きつづけても、「イシュー度」「解の質」という双方の軸の観点から「バリューのある仕事」まで到達することはまずない。

「成果は出せているのか?」と悩んでいた時期に読み込んで自身の状態を理解した一文。

佐藤オオキのボツ本

あえて皆が注目しているところやこれでいいと思っていることについて「そこに価値はあるのか」と問い続けることで、革新的な発想やアイデアや、何かを突破する力が生まれる。私の考え方の1つですが、この考え方を「前向きな否定」と呼んでいます。

顧客と顧客にとっての価値の重要性はさまざまな本で指摘されている。その要素を姿勢として落とし込んでいる具体的な事例。

7つの習慣

「説得されても人は変わるものではない。誰もが変化の扉を固くガードしており、それは内側からしか開けられない。説得によっても、感情に訴えても、他人の扉を外から開けることはできない」byマリリン・ファーガソン

内側にアクセスすることが鍵になることに気づき、コーチングを学ぶきっかけになった一文。