轟音事変

轟音は"ごうおん"と発音してください。

アフタヌーンティーを体験した

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先日、誕生日を迎えた。
こいつはいい機会だなってことで、憧れだったアフタヌーンティーを体験することにした。

アフタヌーンティーとは何か?とかはよくわからんのだが、とにかく豪勢なお茶会というイメージ。夢のような世界が具現化されたようなもので、おいおい夢かよ!みたいな世界観を体験したいのだ。

向かったのは岩出山の「英国茶房森栖」というお店だ。岩出山は鳴子に向かう途中にあるんだけど、いかんせん通り道なのでわざわざは寄らないような場所。そんなところに、夢の世界があったとは盲点だった。おいおい、この先に本当にあるんすかね、という場所を車で走らせ到着。目の前に草原のようなエリアがあり、ちょうどサイロールをせっせと作っていて、ついつい見入ってしまった。ラッキーだね。

中に入るとおぉ!これが夢だ!と言わんばかりの世界観。アフタヌーンティーセットは完全予約制かつコロナ禍対応で、1階と2階それぞれ一組ずつのみしか入れない。もう夢の一人占めといってもよい空間である。最近ザ・クイーンにはまってせっせと見ているのだが、まさにバッキンガム宮殿に出てきそうな椅子やら机が並び、テンションが上がる。求めていたものがここにはあった。

そわそわと興奮を抑えきれず座っていると、まずはティーカップを選ぶといいぞとおすすめされたので、選びにいく。様々な柄のティーカップが並びめちゃくちゃ迷う。気分はインディージョーンズ最後の聖戦である。聖戦的に考えれば地味でおいおいそれが正解なんかい!みたいなものが正解なのだが、ここは聖戦ではないので、一番豪勢なものを選んだ。豪勢な気分なのだ。なぜなら夢だから。

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それでティーカップを選んでしばらく待っているとお茶を持ってきてくれた。衝撃だったのが、ティーポットにお布団のようなものをかけていた点だ。なんだそれは。お茶布団か。すごいな。お茶布団だよ。いつまでもあったかくしてくれる。冷えたら美味しくないもんな。すごいなお茶貴族。

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はたまた感心していると、とうとうそれが運ばれてきた。塔だ。夢の塔である。そう、これを見たかったのだ。夢の塔を見たかったのだ。今まさに目の前に到着して興奮を隠しきれない。これが夢だったのだ。なんとなくの知識で下から食べるとよいぞ、との天からの教えに従い、いただいた。夢をいただいだ。なんかもう夢中になっちゃって、気づけばスイーツを食べ終わっていた。

お茶布団からティーポットを取り出し、アフタヌーンティーアフターティーを楽しむ。いい余韻である。なんと時計をみれば2時間近く経過していた。あっという間の夢の時間であった。これでお会計が1セット2500円に満たないというのだから、コスパも良すぎる。すごいな。なんかちょっと贅沢したいとか、気分変えたいとか、そんな気持ちがあったらアフタヌーンティーはめちゃくちゃいい選択肢なのではないかと思った。まー都会のホテルなんかでのアフタヌーンティーとこのカントリー形式だと違った感覚にはなるのかな。今度はシティも体験してみよう。

外はもう暗いし、現実に戻って帰ることにした。予約していたひとつぶ堂でパンを受け取り、帰宅したのだった。これを見ている人で宮城県岩出山に行ける人なんてまあ限られているだろうけど、鳴子にいくついでに「森栖→ひとつぶ堂」のゴールデンルートはおすすめできる。わざわざ寄ったほうがいいレベル。

何しろ、毎週行きたいくらいだもんなあ。
近くにいく機会があればぜひ。