轟音事変

轟音は"ごうおん"と発音してください。

コロナ禍における地域性の強まりについて

前回の記事に書いた通り、9月からTHE COACH Academyにてコーチングを学んでいる。コーチングについても色々と書いていきたいのだが、それ以外に気づいたことがある。自分のなまりである。

東北出身ではあるが、特有の方言がほとんど出ないと自分では思っていた。「東北出身なのに方言でないんだねー」と言われることはあっても、指摘されたケースもおそらくない。人によっては方言の出し入れをする人もいるが、自分は地元でも東京でもどこでも同じ話し方をするため、そうした違いもない。

にも関わらず、コーチングの練習にてオンラインで話をした際に、自分のイントネーションの違いに気づいた。あれ?いま、自分なまりが入っていたのでは?と自分で発言しながら自分で気づいていた。おそらく相手にはそこまで違和感がなかったとは思うが、自分の中ではかなり違いが出たように感じた。

この変化の理由を考えた際に立てた仮説が「コロナ禍における地域性の強まり」だ。移動量が減り、地域に留まる時間が長く、そのため地域の色に染まる傾向にあるのではないか。普段ならもっと移動もしているし、多様な人たちとの交流もある。刺激としてのインプットの量がある。それがコロナ禍により、外部からのインプットの総量が減ったことにより、ローカルな特色が強まったのかもしれない。いかんせんN=1の事例、しかも体感がベースだ。確固たるものはないが、この傾向はあらゆるところで現れているのかもなとも思う。

コーチング相手は東京の方できれいな発音をされる方だったからなおさら気になったのかもしれないが、一度気になると、これがまた不思議なことで正解がなにか不明瞭になる。思いもよらぬ障害が現れたな…という気もするが、引き続き観察していきたい。