轟音事変

轟音は"ごうおん"と発音してください。

鉄人思想からの脱却

過去、自分には鉄人思想があった。

寝なくても大丈夫、ストレスに強く、どんな環境でも適応し乗り切ることができる。ここでいう、鉄人思想とはこういうもの。万能感、あるいは根拠のない自信と捉えてもよい。できないものは見ようとせず、できると思いこんでやり続ける。なぜそのような思想を持つようになったのか。明確な答えは持ち合わせていないが、そうした鉄人スタイルへの憧れや目指すべき姿として見据えていたことは確か。

当然ながら思い込みは思い込みであり、実現できるかどうかは別である。実現できなければなぜ実現できないのか、やれるはずなのに、なぜやれないのか。外側の試行錯誤が続く。理想のあるべき姿を目指して、それを信じていた。しかし、やれない、まったくやれない。もっとやれる!と思ってもやれない。そのような流れで、だましだましずっと続けてきたが、そもそも無理があったのた。

転機があったのは生活習慣を強制的に変更したことだ。

mikamikami.hatenablog.com

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無理があったと自覚が先ではなく、生活習慣を実験的に変更したことで無理をしていたことを理解した。自分は自分が長年思い込んでいた超人的な働き方をすることはできず、むしろ生産性が落ちていたことを理解したのだ。まさにパラダイムシフト。他人と自分は異なるため、そもそも身の丈を知る必要があった。思い込みではない、生きる上でのリアルな身の丈を知ることがもっとも近道だったのだ。

そこから身の丈に合わせた整理整頓を行い、今はようやくプラマイゼロまで来れたように思う。こうして毎週ほぼ定期的に文章を書けていることが何よりの証拠。

そしてここにきて思うのは、心身の健康がまずは土台であり、その上に長い積み重ねをしていくことで人は成長できるのではないか、ということだ。持続的な生活をするためには心身が日々健康であらねばならない。持続的な生活があるからこそ、積み重ねをしくていくができる。だから健康が成長の土台にある。

筋トレをするとわかるが肉体的な目に見える成長も薄い膜を重ねるような途方もない苦労がある。目に見えない精神面、知性はなおさらだと実感している。成長を続けるには身の丈にあった生活を実践し、健康を土台として、積み重ねていくしかないのだ。