轟音事変

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都会のスタバと地方のスタバの違い

先日、とある記事が目に留まった。

president.jp

↑この記事だ。要約すると、居心地の良さを体験できる場所と拡大戦略の矛盾した目的のバランスが悪く、コストパフォーマンスが悪く、居心地も良くない場所として認識されつつあるという話である。

ブコメにも書いたのだが、スタバは都会と地方で業態が違うのでは?と思うくらいの違いがある。見てもらえれば話は早いのだが、

↑こちらが地方(石巻)のスタバだ。この日は平日で時間は9時あたり。さすがに空きすぎではあるものの、平日ならほぼゆったりとした空間が維持されている。パソコンを使う人も多少はいるが、お話をしたりぼんやり本を読む人も多い。高校生がやってくる時間帯もあるが基本的に客層は落ち着いており過ごしやすい。土日は多少混みあうものの、「座れない」という状況は本当に稀である。スタッフも余裕があり、アットホーム感がある。おそらく本来のスタバが目指したいサービスはこういうものなのだろうという事が伝わる店舗だ(成り立っているかどうかは怪しい)。

一方で都会に出てもスタバを利用することもあるが、批判されているように混雑感は凄いし、そして何より狭さがある。写真の田舎の独立店で慣れている身からすれば、都会店は下位クラスな店に感じる。感じている価値がまったく異なる。

地方のメリットといえばメリットなのだとは思うが、しかし地方では広いのびのびした空間は「当たり前」ではあるためそこに価値を感じる人は少ないのではないかと思う。またサードプレイス的な使い方をする人も非常に限定的で、田舎と都会の働き方の違いも大きく感じる場所でもある。

もう少し検討すれば違いによる商売のやり方や管理コストの違いあたりまで話が膨らみそうな話題になりそうだが、今日のところはここまでにしておきます。というわけで、都会のスタバに疲れた人はぜひ田舎の空いたスタバへ行ってみるといいですよというお話でした。