轟音事変

轟音は"ごうおん"と発音してください。

やりたいことがあるのに実現ができない理由

どうもおかしいな、と思っていた。やりたいことがあるのに全く実現できる気がしない。あれもこれもしたいのだが、あれもこれもできない。なぜだろう。

前回記事にしたが昨年の9月から働き方を変えた。

mikamikami.hatenablog.com

この変更により「持続的な働き方」へ一歩前進した感じはする。それまではタスク優先型で、そのタスクが終わらないと次に進めない仕組みだったが、現在は時間優先型に変更し、時間が来たら否応なしに次に進むという管理方法に切り替えた。この方法により、1日が平準化、無駄なコストも省かれ、結果的に生産性は向上した。これはとてもよい変化だったと思う。

この変化の副産物としてスケジュールの組み立てが以前よりも容易になった点がある。1日の生産時間、1週間の生産時間、1か月の生産時間が明確になったからだ。それまではある程度の仕事量は見積もっていたものの、結果的に月に〇〇時間労働をしていたという考え方だった。現在は決まった生産時間に沿い、見積りを厳しく行い、案件の進捗管理も厳格にした。1日の生産時間を決めたことで、時間通りにこなす量を調整し、無断をなくすため事前に計画をするようになったのだ。そこで、気づいた点は「思った以上に時間はない」ということだ。

いやいや、そんなこと考えればすぐにわかるだろ!とか思われそうなものなのだが、思考の癖や我流でなんとかやってきた結果なのである。現実を見ると辛くなるから、ぼんやりさせながらやり過ごすのも一つの手…おそらく、フリーランスのような働き方をする人は同じことを一度は考えたことがあると思う。「これが終わったら楽になる」と。そして、ならない。ならないのよ、ぜんぜんならない。時間を管理するとまざまざと見せつけられる。現在抱えている案件の工数を考慮すると、もうそれで十分いっぱいいっぱい。ずっと苦しいなあと思っていたが、簡単な理由だったのだ(あるいは現実を見ようとしなかっただけ)。

そうなると、自分が関われる案件や事業なんて微々たるもの。特に自分が手を動かす仕事は生産時間がガンガン削られる。そりゃ、やりたいことがたくさんあっても実現に向けて動くなんてことはなかったわけである。目を向けてようやく起きていた事態を把握した。

最近はこの状況に対してかなり意識をしており、1日の働き方を再度整理を行った。さらに受ける案件の内容や関わり方をよくよく検討するようにもなった。多少は改善されたものの、まだまだ追いついていないという状況だ。

やりたいことはたくさんある。あれもこれもとすべてを一気に片づけることができるわけでもないので、一つひとつ形にできるようにしていきたい。