轟音からその先へ

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地域の発展には「視点のバージョンアップ」が重要ではないかという話

観光について。

以前、阿蘇の人気定食屋の今村さんから話を聞く機会があった。阿蘇といえば幻想的な「雲海」が有名だが、広まったのはわりと最近のことであり、それまでは一部をのぞいて地元の人には見向きもされたなかったらしい。それが、外からきた人がその魅力を発信し、人を呼び込みだして、「えっそれで人来るの?」となったとの事。今村さん自身も最初は半信半疑だったんだけど、実際に雲海ツアーに行き、観光客が喜んでいる姿を見て、考えががらっと変わったとのこと。

今村さんのインタビュー記事
http://asoomoi.com/imakin

これはわかりやすい例なんだけど、観光に留まらず地域の発展には「視点のバージョンアップ」が不可欠ではないか、と最近考えている。前にも書いた気がするけど「何もしない、何も変わらない」は成長期ならまだしも地合いが悪い状況では相対的に下がるだけであり、持続性を考慮するのであればよりよくなるように変化するしかない。かといって、何もかもをがっつり変えることは現実的に難しいし、やれる事は限られている。だから"今あるもの"を「視点のバージョンアップ」で変化することが重要なのではないか、なんて事を考えている。

それで視点のバージョンアップは「これはこういうものだ」という発想を転換させたり、「新しいつなげ方」といった手法で見方を変えていくことになると思うんだけど、それってそれまでそれを常識だと思っていた人からすれば、受け入れづらい話ではある。特に「下げて見ている人」からすると、不可解ですらあると思う。「こんな何もないところに人が来るものか」といった感じで。この場合、そうした本質を隠す一生治らない瘡蓋をまずはべりべりと剥がして、傷口をじっくり見る所をやらなきゃいけないから、しんどい。しんどいから瘡蓋はますます「硬く」なる。

でも、視点のバージョンアップには寛容性がなければ進まない。あーそういうのもあるんだ、それ面白いな、といった受け入れがないと続かない。この"2人目"が重要って話は、デレク・シヴァーズの、

「社会運動はどうやって起こすか」
https://www.ted.com/…/derek_sivers_how_to_start…/transcript…

↑これを見るとよくわかる。
そうした点でいえば、人が多い都会だと、突飛なことをいっても「面白いじゃん」って同調する人が出て来やすくて、大きな動きにつながりやすいと思うが、人が少ない地方だと中々そうはいかない。

だから「そうはいかない」ってことを認識するところからはじめておおらかに変化を促す方法か、もしくは2人目は当面出ないけどとにかく自分を信じて実績を出す、の二通りになってくるのではないかなと思う。

どっちがいいかは場合によるだろうが、大抵の場合は後者で行くしかないだろうな。なんて事を考えた。