轟音からその先へ

轟音は"ごうおん"と発音してください。

最近の中学生は落ち着いた傾向にあるらしい

先日、中学生向けに職業講話を実施した。
NPO法人ハーベストが実施しているキャリア教育の一環で、今回に限らず母校や石巻周辺の学校を中心に年間5校程度に参加している。

NPO法人ハーベスト
http://www.heartbest.net/

中高生の間だと、将来の事を考えるにも身近に相談できる大人は親や先生だけで他に具体的に話を聞ける機会もないよねってことで、その地域の経営者なんかを中心に市民講師として呼んで、興味のある講師の講座を受けられるという仕組み。市民講師は完全にボランティア参加で交通費も出ない。みんな地域の学生に対し何かしらの助けになれば…という気持ちで参加している。

自分もハーベストの考え方に共感できるし、更に教育分野にはできるだけ投資をするべきだろう…と考えている人間なので、平日の営業時間をスタッフに話をして抜けさせてもらい参加をしている。

非常によくできた仕組みで事前にアンケートをもらう所から、終わった後によくまとまった参加者の声が届くところまでサポートが行き届いている。受講した生徒の声は自分に対する答案用紙みたいなもので、受講中の生徒が実際にどういったことを感じていたのかがわかり非常におもしろく、また参考になる事も多い。素直な意見が多いため、プレゼンの練習にはぴったりなんじゃないかと思う。

先ほど、その中学生向けに実施した際のアンケートが届いた。
概ね好印象だったことは安心したが、それよりもその書いている内容の質の高さに驚いている。きちんと話を聞き、何が大事だったのかそれぞれ自分なりに解釈して一生懸命書き込んでいる。

中学1年生が対象だったが、本当に礼儀正しく、素直で、質問も積極的で、「あれ、中学1年生ってこんな雰囲気だったか…もうちょっとこうひねくれてたりしなかったっけ…」と講話中から想像と目の前の学生にギャップがあった。ふざけている生徒がいると逆にその子が白けた目で見られるような雰囲気もあった。上流階級が集まる都会の学校とかならそうなのかなーって気もするが、田舎の中学校で自分が現役の時には「だいたい学級崩壊状態」だった学校で、だ。

講話終了後に、学校の先生方と参加した講師が集まり情報共有を行うのだが、発言したほぼ全ての講師が同じ印象を持っていた。どうやら、1年生だけでなく2年生や3年生もこうした落ち着いた傾向があるとのこと。

学校の先生曰く「この傾向は東日本を中心に現れており、時期を考えても、東日本大震災が何らかの形で影響をしているようだ」とのことだった。何かしたい、何かできないか、といった気持ちが根底にあると。震災だけを切り取るのは少し短絡的な気もするが、この学校が特別というわけではないことは確かだとのこと。そして先生は「本当に今の子は素晴らしく、逆に我々大人がしっかりと導いていかねばならない」と繰り返し仰っていた。

地域性なのか、震災がそうなのか、何が原因かはわからないが確かに自分の目でみて、そして今事後アンケートを確認しても素晴らしい生徒だと実感している。少しでも彼ら彼女の時代がよくなるように、絶望しないように、自分も頑張っていかねばなーとほんと、強く思った。

それにしても最近流行りの芸能人はヒカキンで、スマホゲームに熱中し、そもそもテレビの話題が出ないよ!なんて子らだったけど、講話の最中に紹介した「インディージョーンズ」はほぼみんなが知ってた。インディー恐るべしだな。