轟音からその先へ

轟音は"ごうおん"と発音してください。

【雑文】激混みディズニーシー体験を走り書き

縁がありディズニーシーのパスポートが手元に届いた。
期限がついているためどこかのタイミングで行かねばなあとぼんやり考えていた時に、タイミングよくシルバーウィークに東京へ行く用事ができ、その流れで行ってみることにした。

自分のディズニーに対する経験値といえば、中学の修学旅行でランドに、5年ほど前に野暮用でシーに一度というところ。幼少期にも1回行っているらしいが記憶にないので本人としてはノーカウント扱い。

ちなみに5年前の野暮用とは、地元の友人から「好きな子にあげたいからダッフィーを買ってきて欲しい」との依頼があり来園したもので、「それ自分が買って意味があるのだろうか?」「そもそもダッフィーってなんだよ…」「えっ熊のぬいぐるみ?プーさんはどうなるの…」などと複雑な想いを胸に抱きながら臨んだ想いがある。1月か2月、雪が降るような寒い日で園内もがらんとしており、アトラクションもそれほど並ばずに乗れた記憶がある。その時は余りにも寒いので、適当に園内を一周して夕方前には帰宅した。

今回のディズニーシーはそのミッション以来となるが、その取り巻く環境は大きく違う。なんといっても来園するタイミングだ。前回は寒いオフシーズンだったが、今回は9月の大型連休の中日、5連休の4日目、ハロウィンバージョン真っ盛りと激混み必至の日にちなのだ。ディズニー好きの人から言わせれば「そんな日にはいかない」が唯一の攻略法なのだと思うが、日程的にこの日しかいけないのだからしょうがない。

一度行ったことがあるにしろ、ほぼ素人。降りる駅どこだっけ?レベルでの突撃は余りにも無謀だと感じ、前日にガイドブックを読んでお勉強して当日に臨む。

さて、当日。
激混みディズニーシーに臨む人間の朝は早い。
日本橋のホテルを6時半に出発、電車を乗り継ぎ、舞浜駅に降り立ったのが7時11分。車内はディズニー客と思しき人々でごった返しており、絶望的な気持ちをひきずりながら、そのまま歩いてディズニーシーへ向かう。すでに絶望的な行列となっている入口側を横目に、荷物をロッカーに入れ、その絶望的な行列に並び始める。混む場合は開園の1時間前には並ぶのがよいとのことだったが、自分たちが並び始めたのは7時30分より少し早い時間、開園30分前だ。確かに後発組ではあるが、それを差し引いても開園待ちの列が大変なことになっている。どこが入口でどこから列が伸びているのかすらもよくわからない状況だ。

容赦無い陽射しを真っ向に受けつつ、周りのテンションに圧倒されながらも開園の時間を待つ。

8時、開園の時間となり列が前に進みだす。
8時15分頃にようやく自分たちの番になる。手荷物検査があり、入口のガッコンを通り過ぎれば園内だ。謎の地球を模したモニュメントがあり、そこで写真を撮ってわーわー言っている人もそれなりにいるが大多数はさっさとその広場を抜けて、奥へ進む。

その流れに沿って建物をくぐれば、なんとかハーバーだ。ヨーロッパ風の建物が左右に軒を連ね、目の前には港が広がり、その奥には火山らしきものがどーんとそびえ立っている。港の前にはショーを見たい人が座って場所取りを行い、ひしめき合っている。キャスト(ようするにスタッフ)もせっせと整理していて大変そう。そんななんとかハーバーの中央をささっと通りぬけ、左方面へ。目的地はトイ・ストーリーマニアだ。

情報によれば、トイ・ストーリーマニアは人気アトラクションかつ、入口から近いため入園開始とともにファストパスに長蛇の列ができるとのことで、混雑している場合はファストパスを取らずにそのまま乗った方が早いとのことだった。状況次第だなと思いながら、すたすた向かっていると途中でキャストが「トイ・ストーリーマニアのファストパスはなくなりました!」と大声でアナウンスしており(この時点で8時20分にもなっていない)、何かを察した私たちは即座に行き先をタワーオブテラーのファストパスに変更したのだった(あとで確認したらトイ・ストーリーマニアはスタンバイ待ちも300分近かった)。

タワーオブテラーのファストパスは思いのほかさっくり取れ、その後は「入園直後はあまり混雑していないインディージョーンズ方面」という情報を元に、移動。電車と徒歩でインディージョーンズまで行ったものの、すでに180分待ちの掲示…180分って3時間だぞ…長い映画ですら見終わるな…と絶望的な気持ちになり、一旦スルーするもどうやら他の主要アトラクションもそれぐらいの待ち時間ってことで並びはじめる。

照りつける直射日光を浴びながら、辺りを観察する。しかしまあよく作りこまれた世界観で関心する。細かい作り込みはもちろんのこと、川に海に、火山も作り、なんなら遺跡すら作ってしまう。木材の他にFRPなんかの資材を使いまくり、場所によっては、石ころ1つですらも計算してんだろうなあと思うと吐き気がするほどの徹底ぶりで凄まじさを感じる。噂の「ディズニーは蚊がいない」というのもあながち嘘ではなく、インディーの辺りは茂みが多いのに虫は少なかった(ゼロではない)。また、このエリアだけでなく、何気なくパーク内を歩いていると気づかないが、それぞれのエリアは川や山や段差などで、自然な区分けがされており、お互いの個性が干渉されないようにできている点も非常に興味深い。

途中食べ物を買いに出たり、ファストパスを取りにでかけたりしながらも、ほぼ180分並ぶ。ジャングルのような木々の中をじぐざぐに過ぎた先には遺跡を模した建物に入る。建物の中ほどまでいくと、大きく開いた空間に出る。薄暗く不気味で儀式をする場のような大きな祭壇があり、髪がびろーんと蛇になっているご神体的な何かがドーンと飾られている。壁には壁画が所狭しと描かており、池の方には骸骨がごろごろと転がっており、大層気味の悪い状況を醸し出している。インディーの世界観にひたることができ、これだけでもとても楽しい(行列さえなければ…)。

その後も様々なギミックで待ち時間を楽しませるアイデアがあり、くぐり抜けるといよいよアトラクションだ。大柄な自分は果たしてこれで大丈夫なのだろうかという、安全バーに不安を覚えながらスタートする(そりゃ大丈夫なんだけどさ…)。動き出すと、急発進と急ブレーキを繰り返しながら右へ左へガッコンギッコン、まるでインディーの世界を探検しているかのような仕組みになっており、正にハラハラドキドキ、最後まで進むととても大掛かりな仕掛けでおいおいおいおいあぎゃー…となる、凝った演出でとても怖面白いものだった。締めにインディーが見送ってくれて、終了。インディージョーンズに憧れて、考古学者を目指していた自分としてはその世界観を疑似体験でき感無量。メインとなるアトラクションは他にも色々乗ったが、このアトラクションが一番好きだ。

とまあ、インディーの件だけでこれだけ長くなってしまったため、後はもう雑に書いていく。

インディーの後は、ファストパスを取っていたタワーオブテラーへ。さくさくと乗車し、タワーさんの言いつけを守らずエレベーターに乗ってしまったため大変な目に合う。

タワーオブテラーの後は、アラビアンエリアに移動しカレー屋へ。30分程度並び、良心的な値段でまずまずいけるカレーをいただく。何より客席がとても広く、中でゆったり過ごせたことはよかった。あれだけ広ければどれだけ混もうが席には座れるだろう。

一服した後はゆっくり再スタートするために、まったり系アトラクションのシンドバッドなんとかに乗る。並びもほぼなし。船に乗りながら、NHK教育の人形劇のような世界を延々とみせられる。

体力を取り戻した後は、マーメイドラグーン周辺をうろうろしながら見て回り、通りすがった海底2万マイルのファストパスを取得し、エクスプロレーションへ。

このエクスプロレーションとかいう名前を覚えづらいアトラクションが、人気がないにも関わらずなかなか面白かった。謎解き体験型プログラムとでも書けばよいのか、キャストから謎が書かれた紙を渡され、城内を歩き回りながら謎を解いていく。歩きまわる順番さえ間違わなければゴールにたどり着けるのだが、この城の作りがやたらと複雑で迷路のようになっている。一見するとすぐつきそうな場所でさえも、実は遠回りしないとたどりつけなかったりするため、正に探索する感覚を味わえる。実際に音がなる大砲(鳴らすと爆音が響く)なんかも置いてあり、これは地味だけど楽しい。クリアすると、認定証的なものが得られるのもなんだか嬉しい。

そしてこのエクスプローションの探索中にたまたま海上ショーに遭遇。遠いけどそれなりに見渡せる場所を確保して見ていたが、これがまあ凄い。なるほど、確かにディズニーって凄いな、という気になる。やたらと強そうな装飾を施した船が5席、どどんと現れて縦横無尽に動き回りながら、ショーを展開していく。船の上にいるキャラクターも体を大きく動かしながらもきれのある動きをして、観客にアピールする。このショーは悪役達のハロウィンパーティにミッキーたちが招待されるという設定で(多分)、悪役にクローズアップしている演出も興味深く、夜のショーへの伏線を張ったりもしており凝った内容だと感じた。そして何より感じたのはミッキーのスター性。ミッキー凄い。遠くからでもミッキーが手をふれば、みんな手をふり返す。「ミッキー」の黄色の声。ほんとに凄い。

さて、海上ショーが終わりエクスプローションも終え、ベンチで休憩する。ディズニーシーはお酒も販売しているのだが、これを飲むかどうかは中々迷うところだ。結構な距離を歩いたり、長時間の並びでトイレが億劫になるため、ちょろっと飲むと逆に辛くなる可能性もあるのではないか…などと考え、この日は飲まなかった。飲むなら、そのつもりで園内を周るのがよいのだと思う。

その後は、ファストパスを取っていた海底2万マイルへ。大掛かりな見た目に反しまったりとした乗り物で、期待値に対しやや物足りなさが残る内容だ。ファストパスでさっくり乗るならまだしも長い時間並んだ方には少し申し訳なくなるというか、なんというか。

海底2万マイルが終わった頃にはすでに周囲は随分暗くなる。人の多さは相変わらずだが、夜になったことで照明に火が灯り、雰囲気が一変する。虫の声もあちらこちらから聞こえてくるが、もしかしてこれも計算してなのだろうか…などと思う。

そんなことを思いながら、今度はアクアトピアへ。ディズニーマスターの友人に聞いた所、これが思いのほかいいぞ!とおすすめされて乗ってみる。待ち時間は40分。もはやファストパスなしでは生きられない体には少々きつい。回転率は非常によくすいすい前に進むのはよい。いざ乗ってみると、前後左右にランダムにゆらゆらと海面を移動して、ハラハラ1:のんびり9位の割合で楽しむ。なんだろうか、ちょっとした激しいメリーゴーランドにでも乗っているような感覚ではあった。

アクアトピアをそそくさと後にし、メインコンテンツである夜のショーの場所取りへ。1時間ほど前には移動して、なんとかハーバーのタワーオブテラー側に陣取る。ショーが始まれば、まあこれまた凄い。なんだかよくわからないバベルの塔のような船の上にミッキーが現れて、魔法をどんどん使う。その度に花火がどんどん、液晶もバチバチと動いて、盛大なショーへと持っていく。途中、ミッキーが魔法使い見習いなのに「世界で一番すごい魔法使いは誰」みたいなことを言っているシーンはいかがなものかと思ったりもしたが、全ては夢オチのため、なんでもありで問題がないと。最後は様々なキャラクターが総出演で海上を盛り上げて終了する。

ショーを見た後に、最後のファストパスを用いてセンターオブジアースへ。ちなみに話ではショーの間は乗り物乗り放題だぜ!とかなんとか聞いていたが、待ち時間を確認すると人気アトラクションはそれでも軒並み180分待ちと、この日に限って言えばそんなことはまったくなかった。さくさくと乗り込み、センターオブジアースへ乗りこむ。この乗り物は、特に脈絡もなくクライマックスに突入するので注意が必要だ。なんだろあれ、油断するよな。

そして夜も更けていい時間となり、退園し帰路につくと…

というわけで、連休中日の激ゴミディズニーシーの記録を書いた。
開園1時間で入場制限がかかる混み具合はマックスレベルだとマスターから聞いたので、マックス激混みが体験できたのだと思う。しかしながら結果的には長時間並んだアトラクションはインディーのみであり、それ以外は比較的スムーズに動けたのでそれほど苦労した感じもしなかった。休憩を多めに挟み、無理をしなかったのもよかったのだと思う。ディズニーに関しては興味があるほうではないが、それでもその世界観の作りこみであったり、あとはショーの力の入れ具合を見れば、ただの遊園地ではないことが非常によくわかる。アトラクション単体での面白みでいえば、それこそ富士急などの方が作りこみがありそうなものの、総合力で言えばディズニーが圧倒している。人間本気になれば何でも作れるんだということを実感する。

さくさくとメモ代わりに書いていたつもりがどんどん文章が肥大化していき、やたらと長文になってしまった。いやはや、まいった。書いていくうちに体力が削がれていき、内容も後半に進むにつれてどんどん適当になってしまった…公開してもしょうがないかーと思ったものの、せっかく書いたんだから掲載しとこう。もしも、同じように激ゴミディズニーへ行く予定がある人の参考になれば。