轟音からその先へ

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車社会はどの距離なら徒歩を選択するのか?

出張で東京へ向かうと、東京はとにかく歩く機会が多いことに気づく。帰途につく頃にはヘトヘトで、足がパンパンに張っていることも多い(というか今がそう…)。

例えば、渋谷駅の東横線から井の頭線なんて田舎なら確実に車を使って移動する距離だ。いや、下手すると山手線から井の頭線の移動距離でもおそらく車を使う可能性が高い。いやいや、山手線の1号車から最後尾に移動するのも車を使うかもしれない。

単純な移動距離だけではなく、都会では人口密度が濃いエリアも多く、そうした場所は自分のペースで歩くこともままならず、その分足への負担は大きくなる。また、坂道や階段を使うケースも度々あり、特に階段遭遇確立の高い地下鉄ゾーンは絶望的な気持ちになってくる。

一方で車社会が発達した田舎では、極端に歩く機会が少ない。家の駐車場から会社の駐車場へ、会社の駐車場からスーパーの駐車場へ、スーパーの駐車場から家の駐車場へといった具合だ。駐車場も建物のすぐそばにあり、実際に歩く機会があるのは整備された屋内のみで、負担は限りなく少ない。もちろん、人口が少ないため「周りのペースにあわせて歩く」なんてこともない。

田舎で車を使う人が日常的に一番歩く距離を稼げるのは、大型スーパー内での移動が多いと思われる。イオンがあれば、イオン店内の移動が一番歩いているはずだ。

そうした現状から、では逆に車社会で生きる人はどの位の距離なら徒歩を選択するのか?という疑問が湧き、周りの人間に尋ねてみた。おおむね、反応は似たようなもので、「50メートル位なら歩く」、「100メートル位なら…まあ」、「200メートルだと車かな」といった感じだった。言い方を変えると、「徒歩5分以内なら徒歩、10分以上なら車」という感じ。自分の感覚もこんなところではある。本当にひたすら歩かないのだ。

東京で暮らしていた頃はそれが当たり前だったから、あまり気にしたことはなかったが、東京は本当に歩く。その分、体力がつくだろうし、消費カロリーも増えているはずで、こうした側面からみれば田舎よりもはるかに健康的な日常を送っているはずだ。

調べてみるとこれは数字にも現れていて、下記のページが詳しい。

"図録 太めな県民、スリムな県民(都道府県別BMI)"
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/7311.html

ちなみにここで使われている資料は、

"平成24年国民健康・栄養調査報告"
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/eiyou/h24-houkoku.html

↑ここからダウンロードできる。

男性平均でみると、東京、大阪、福岡といった都市圏がスリム上位に並ぶ。車社会にも関わらず上位である、岐阜や新潟などは雪かきが功を奏しているのだろうか(秋田、山形は低いけど)。一番謎なのは一位の三重県。なぜこんなに細いのだろうか。何か、特徴的な施策でもしているのだろうか。
スリム下位には青森、岩手、秋田、沖縄、長崎といった名前が並ぶ。宮城は37位。長崎は坂のイメージがあるので消費カロリーは多そうだけど、あくまでイメージなのかな。他の面々はイメージ通り。

というわけで例外は一部あるようだが、傾向としては車社会の地域はその分太りやすい傾向にあると言える。これは、見方を変えれば、公共交通機関が発達した都会から、車社会の田舎に引っ越しをすると、無意識に体重が増加する傾向にあるともいえるわけで、そうした移住を考えている人は何らかの対策をうったほうがよい。よく「田舎は食べ物が美味しいから太る」なんてことをいうわけだけど、そうした理由以外にも要因はあるわけだ。

自分もその例に漏れずぷくぷくと太りまくっているので、もっと意識をして痩せていこうと思う。痩せていこうと思う…。