轟音からその先へ

轟音は"ごうおん"と発音してください。

目に見える貧困に出会う

今さっき起こった出来事について書いておく。

会議が終わり、残りの仕事を片付けるためにココスへ向かった。車からでて荷物を取り出し、入口に向かうと、遠目から女性が見ている。暗闇で顔の表情がよく見えない。しかし、どう見てもこちらを見て、しかも少しずつ近づいてくる。知り合いかと思い、こちらも近づく。ようやく顔の輪郭がはっきりしたが、見知らぬ女性の方だった。

30代から40代か。
上下ジャージを着用している。
マスクをしているが、やや挙動不審な表情をしていることが伺える。
どこかで会った?と不思議に思っていると、その女性が、

「500円ください」

と自分に向けてつぶやいた。

「えっ…」

と、余りにも予想外の出来事で頭が混乱していると、続けて、

「500円…500円ください」

と続けた。
未知の存在に対する守りの本能からか無視をしかけたが、少し落ち着いて整理をし、立ち止まる。遠目にはおそらく先に声をかけられたであろう主婦集団が困惑の目でこちらを見ている。なるほど、これは…ようするに物乞いということか。戸惑いながらもやり取りをしてみる。

要点をまとめると、お金はのどが渇いているから必要、お金がない、家はある(アパート、水が停められているのか?)、仕事もある(職場名を答えられて職場も偶然知った)。

といった感じだ。
元からそうなのか焦りがあるのかわからないが、だいぶ舌っ足らずな状態に陥っており会話も苦しそうな様子だ。

どうするか迷ったがのどが渇いているというのは色々と不味いのでは…と判断し、500円を渡し、そしてその際に行政に相談窓口があるから市役所に相談しに行ってくださいと伝えた。正直なところ、行政のどこにそうした相談窓口があるのかわからなければ、どうしたサービスが用意されているのかもわからないんだが。

去り際に、パンって100円で買えますかね?と聞かれた。買えますよと伝えると、じゃあパンも買えますね。そこのセブンに行きますね、といいながら、彼女はファミリーマートに入っていった。

そして、悶々としながらファミレスにて自身の考えを再構築する意味も込めてこの文章を書いている。

その昔、新宿の高層ビル街で働いていた頃、地下道のホームレスの横を通りすぎながら出勤することが日常だった。その時に人間どうなるかわからない、一寸先は闇、紙一重、だと感じたものだがその感覚を思い出した。

彼女がなぜそのような状態に陥っているのかはわからないが、原因が解決されるか、どこかセーフティネットにひっかかっていることを願う。

また、余りにも自分がそうしたことに無知だったことを理解できたのでひとまず、

困った時の相談先一覧
http://www.tasukeai-net.org/soudan/

"よりそいホットラインhttp://279338.jp/yorisoi/
【フリーダイヤル】 0120-279-338 (つなぐ ささえる)   どんなひとの、どんな悩みにもよりそって、一緒に解決する方法を探します。24時間通話料無料。全国どこからでも、携帯電話からもかけられます。  "

↑こうした存在は頭に入れておこうと思う。