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日本でここだけ?石巻市のパチンコ事情

全国津々浦々、パチンコ屋はどこにでもある。
都会にはミチミチとひしめき合うように乱立し、田舎には目立つ通りには決まってどーんと郊外店が構えている。最近ではその遊技人口の減少から逆に廃墟となったパチンコ屋もみかけるようにはなったが、それでも全体で見ればまだまだ数はあるだろう。

ここ、石巻にもパチンコ屋はある。
郊外型の大型店舗が主要道路に集中して乱立しており、通りを走れば多くのパチンコ屋を目にすることができる。石巻市のパチンコ屋は数にして15店舗と人口に対する比率はそれほどでもないが、その大きさと集中具合で体感的にはものすごい数のお店が並んでいるようにみえる。隣接する東松島市のパチンコ屋も石巻側に集中しているため、その影響もあるだろう。

まあそうはいっても、この辺は体感的なものでもあり、更にものすごいことになっている地域は全国にはもっとあるはず。石巻のパチンコ屋のすごさはこうした店舗の数だけではなく、別の違う部分にある。

それは「日本一早い開店時間」だ。石巻のパチンコ屋は、なんと朝7時開店を実施しているのだ。例えば石巻のこの店では、

マルハン石巻
http://www.p-world.co.jp/miyagi/maruhan-ishinomaki.htm

"金・土・日・祝は【朝7:00から】営業致します!!"

ときちんと公式に書かれている。
他にも全てのお店ではないが、土日祝は7時開店を導入しているお店がいくつかある。きっちり全国調べたわけではないが、おそらくこの7時開店を実施しているのは石巻のパチンコ屋のみのようだ(他にあれば教えて欲しい)。

宮城県のパチンコ屋の開店時間がヤバイwwwww
http://fiveslot777.com/archives/40241489.html

↑参考までに2ちゃんまとめでもこうした反応だ。

パチンコ屋の前には「朝7時開店」と書かれたのぼりがバタバタとはためいており、初めて見た時はその衝撃に頭がくらくらした思いがある。

そもそも、この営業時間はありなのだろうか?と風営法を確認すると、どうやら"日の出~深夜1時"まではOKとのこと。東京などでは風営法とは別に条例で10時~23時と定められているため、そもそも10時以前にパチンコ屋があいていることを想像すらしない人も多いと思う。宮城ではそうした条例がないため、石巻に限らず8時開店は珍しくなく、閉店時間も、

Pスパーク
http://www.p-world.co.jp/miyagi/p-spark.htm

↑こちらのように24:45まで営業している店舗もある。

このようにそもそも宮城がパチンコに大してかなりゆるい地域性はあるのかもしれないが、それにしても朝7時開店はものすごい。通勤通学と同じか、開店前の並びも考慮するともっと早い時間から"出陣"している計算になる。

率直に言えば、これはやりすぎなのではないか。

自分はパチンコに対しては趣味として興じる程度であれば問題ないのでは、と考えている。パチンコそのものに様々な問題はあったとしても、それ以上に人が何に対してお金を払い、娯楽として捉えるかは個人の自由だと思うからだ。ただし、それはあくまで趣味の範囲でのことであり"身を滅ぼす"ようなことはあってはならない。それは趣味を超えている。

パチンコメーカーは利益を上げるために、多額のお金を投じて"のめり込ませる台"を必死になって作り上げており、単純な仕掛けながらも中毒性がある遊技に仕立てている。ユーザーはその事を認識しながら興じる必要があり、また胴元であるお店側もそのバランスは常に意識する必要がある。あまり搾取し過ぎると、客が飛び、地域の弱体化も進む可能性がある。営業時間が伸びれば、それだけ客は増えてもその地域の生産性は落ち、結果パチンコに興じるお金もどんどん減り、共倒れになってしまうからだ。

もちろん、朝7時にお客さんが来てしまうのもどうかと思うが(それなりに入っている様子)、この関係性はよいとは思えない。遊技人口がどんどん減っている時勢もあり、お店側も苦しいことは推測できるが、共倒れにならならいためにも改善を望みたい。

余談ではあるが、石巻のパチンコ屋では駐車場にタクシー待機所を設置している店舗がいくつも見られて、これもまた興味深い。それだけ高齢者の利用者が多いということだろう。また、一方で聞けば石巻の若者は必ずパチンコを通るといい、老若男女好きな人が多い地域のようだ。そんなこの地で影響力の強いパチンコだが、そのパチンコがない世界があったらどうなるのだろうか。そんなことをこの記事を書きながら疑問に感じたので、そのうちその辺の考察もしてみたいと思う。