轟音からその先へ

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強姦事件に関する警察の対応に関して

以前強姦被害にあった方から話を聞く機会があった。

事件概要は部屋で寝ていた所、不法侵入してきた犯人に、いきなり首を締めあげられ、脅され、時には殴られ、抵抗できずに強姦被害を受けたというもの。暗闇で更に目をつぶるように指示され、犯人の特徴をほとんど認識できなかったこともあり、未だ犯人は捕まっていない。本人は現在も怯えながら生活をしている。

事件そのものも許されるものではないが、それに加担する形の警察の対応に呆れた。

聴取から実況見分まですべて男性警官が担当し、事細かに状況の確認(指を何回入れられたかといったことも)と人形を使った再現も行い、下着の提出もその場で依頼された。病院代も全て公費で負担とのことだったが、実際にはHIV検査のみで子宮損傷などの診察には適用されないということも後から説明されたと。

さらに事件の数日前に洗濯物が盗難される被害がありそのことを警察に届けなかったことを伝えると、『そういうのがダメ』とダメ出しをされ、戸締まりに関しても本人としては鍵閉めをしていたが、警察からは『開いていたんじゃないか』と言われ、総じてあなたも悪いということを遠回しに言われている印象を受けたとのこと。

その後のやり取りなども聞いたが、完全に『セカンドレイプ』と化しており、確実に本人の尊厳を損なった方法を用いていることは確かだった。

起訴までもっていくために、事件の詳細をまとめて証拠を集めなければならないという警察の姿勢は理解できる。その流れ自体の問題点は別個であるとしても、それが現行の流れであるならばそれはそれで割り切るしかない。しかしながら、方法は色々あるはずで、わざわざ被害者をさらに苦しめる方法を取る必要性はないはずだ。

警察もその辺は重々理解しているんじゃないのか…と思いながら、ネットで調べてみると興味深いエントリーがすぐに2つ見つかった。

レイプ被害に関しての現在の警察の対応
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1172419901

"警察も、現在では、被害者の方の精神的負担がきわめて重いことはとてもよく理解しているので、犯行再現にあたっても、被害者の方の顔色を見ながら、可能な限り女性捜査官中心で行うことが多いと思います。"

レイプ被害者に対する警察の対応について。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1227601847

"某県警の刑事です。 現在警察では性的犯罪の女性被害者に対する2次被害の防止として女性警察官による被害聴取を勧めてはいますが、現実問題として女性捜査官の育成が進んでいないのが実情といえます。

うーむ。
知恵袋の情報をソースにするのは気が引けるところではあるがこの情報を参考にすると、地域によっては先進的に進んでいるものの、現実的には追い付いていないといったところか。今回の事件は田舎なので、尚更そうした配備が遅れていることは想像に難くない。以前、友人の婦人警官に話を聞いた所、警察は想像通りの"男社会"だそうでそうした空気感も影響している可能性もあるだろう。

なかなか表に出しづらい話題なだけに対応もそう早くはなさそうではあるが、一刻も早く被害者の負担が少しでも和らぐものになって欲しい。

今回の話を聞き自分の意識も変わり、一人暮らしをする女性の方には戸締まりは絶対にしろよと口うるさくいうようになった。うるさいおっさん扱いだけど、それでも被害にあうよりかは余程いい。

私に限ってまさか…とか言ってないで戸締まりはしっかりするように、と。

※追記(5月12日)
警察署の意見交換会に出席している委員の方(女性)とコンタクトが取れ、事情を説明し、次回の交換会にて話していただくことになった。個人的に信頼できる方でもあるので、環境改善に希望が持てる。今後の展開に期待したい。